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スーパーや量販店から形成される日本チェーンストア協会では、「チェーンストアお買い物川柳」として、昨年11月から一般応募を開始、3月22日に金賞10名のほか、銀賞30名、銅賞60名、そして小学生の部から優秀賞52名の入選を発表した。

第5回となる今回、金賞に輝いたのはこちらの10句だ。
ついてない 日でもポイント ついている
神奈川県 Akiki

ほんとうの 大人はしない 「大人買い」
大阪府 とっと

そのカゴが 「独身です」と 言っている
広島県 白うさぎ

病む母に 一番赤い リンゴ買う
静岡県 かのカッチャン

子がねだり 父もねだるが 母無言
埼玉県 カピバラツインズ

レシートを チェックするママ しないパパ
東京都 ケンケン

持とうかと 言い出せたのは 定年後
東京都 凡天丸

旦那には 持たせてならぬ カゴと金
東京都 ほぉぴぃ

レジ持ちは ひと品増やす 罠がある
愛知県 山田の案山子

遠くから 父が見ていた 子のバイト
岐阜県 かきくけ子

作品は17,238名から67,169作品の応募があった。
第1回開催は2012年で、震災を経験して改めて認識した日常の大切さや消費財流通の重要性を自覚した同協会が、ストアの利用者に普段の買い物の楽しさを再発見したいという思いから開催。前回の倍増からさらに応募者を増やし続けている。
金賞には賞金10万円を与えられるほか、毎回合計2150名にチェーンストア協会特別賛助会員が提供している「わくわく抽選プレゼント」商品などが用意されている。
過去には「大人気 半額シール つける人」「値段より 裏面チェック 母になり」といった作品が金賞に輝いており、ストアでみられる情景をユーモアを交えて描いたものや心の変化を交えたものが優秀作として並んでいる。
今回はAIやロボット、オートファジーを詠んだものや、人気のゲームやTVドラマのタイトルなど新しい話題を取り上げた作品が多い傾向にあったという。川柳作家のやすみりえさんら審査員陣からは、単なる語呂合わせやだじゃれに終わらない本格川柳としてレベルの高い川柳が多かったとの評価もあった。

また、毎年選考委員会委員をつとめている「キッパリ!たった5分間で自分を変える方法」の著書などで知られる上大岡トメさんが、金賞作品をテーマにした書き下ろしのイラストを公開。今回開催分のイラストは4月に同協会ホームページに掲載される。

 
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※第3回チェーンストアお買い物川柳 金賞から引用

うれしい!たのしい!お買い物! 第5回チェーンストアお買い物川柳 大募集!!