私たち日本人にとって、とてもなじみ深いキャラクターたちの存在。
地域や企業、団体のイメージアップや活性化に貢献するキャラクターたちは数多く知られていますが、日本のゆかしい伝統芸能や文化を盛り上げるために活躍しているキャラクターたちもいることをご存知でしょうか。

例えば、今年1月、国立劇場のマスコットキャラクターである「くろごちゃん」が長唄囃子でピコ太郎の「PPAP」をカバーした『PNSP(Pen-Nurisampo-Sampo-Pen)』の動画が公開され、日本の伝統的な楽器で奏でられるメロディーと長唄にのせて踊る「くろごちゃん」の可愛らしい姿が話題を呼びました。

PNSP(Pen-Nurisampo-Sampo-Pen)/国立劇場版


普段は国立劇場でお客様をもてなしたり、地方へ出張して様々なご当地ゆるキャラと交流したりしている「くろごちゃん」ですが、このように日本の伝統芸能・伝統文化の活性化に貢献しているキャラクターは「くろごちゃん」だけではありません。

例えば、能面をかぶった「はんにゃん」は、日本ならではの伝統芸能である、能・狂言を未来につなげるべく活躍しているキャラクターです。
 
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はんにゃんは、能・狂言・伝統芸能を若い世代に伝え、活性化するための助っ人キャラクターとして、2017年1月からオフィシャルサイト内でブログを開設。堅苦しい、難しいなどのイメージを持たれがちな能・狂言などの日本の伝統文化について「はんにゃん」の視点から情報発信をしたり、わかりやすく解説したりしています。


次に紹介するのは、沖縄県や鹿児島県奄美群島の伝統芸能である「エイサー」のまちとしての沖縄市のPRに一役買っている「エイ坊」です。

 
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エイサーはまさに沖縄の人々にとっての魂であり、色褪せることなく次の時代につないでいくため、「エイサー体験」や「エイサー検定」など様々な取り組みが行われています。
「エイ坊」には、「サーちゃん」、「たーくん」などの仲間もいて、各種イベントに登場して盛り上げたり、そういった活躍の様子をSNSで発信したりするなどして、沖縄市の取り組みに貢献しているのです。

「はんにゃん」や「エイ坊」は、LINEスタンプにも登場しています。

これからのお出かけシーズンに日本の伝統文化に親しみに出かけ、日本の大切な伝統芸能や伝統文化を盛り上げ、後世に伝えていくために日々頑張っているキャラクターたちに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。