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エジプトのツアーに日本の旅行会社で参加すると、街を歩くことはほぼゼロかもしれません。滞在先からバスで観光スポット、もしくは香水店などのお土産店にピンポイントで連れて行ってくれ、そのまま戻るのが定番のパターンです。治安面を考えるとそのほうが安全ではあります。が、本当のエジプトは街にこそある、といっても過言ではなく。

例えば、地元のスーパーマーケット。海外でのスーパーマーケット巡りはその土地らしさを知るのに最適なうえ、リーズナブルなお土産選びにも重宝します。しかし、一般的なツアーだと、スーパーマーケットに立ち寄ってくれません。市価よりも何倍も高いパピルス店、香水店、カチューシャ店には連れて行ってくれますが、ズバリ観光客プライス。ただ、ツアーによっては参加者からのリクエストもあるようで、スーパーマーケットに立ち寄ってくれるツアーも少なからず存在します。

そのツアーにたまたま参加でき、カイロ市内にあるスーパーマーケットに行きました。外はなかなかスラム街な状況だったものの、スーパーマーケット内部は庶民にはけっこう高いのか、店内もきれいで商品も整然と並べられていました。エジプトポンドが暴落しているため、日本人にとってはどの商品も割安感があったものの、欧米から輸入された商品などはやはり日本並みの価格でした。ここではチョコレートなどのお菓子を調達。

また、郊外のショッピングモールには、フランスなどでおなじみ「カルフール」がありました。ここはカイロ市内のスーパーマーケットよりも欧米人、またエジプト人でも富裕層ばかりで、価格もやや高め。ただ、すべての商品が英語併記だったので買い物のしやすさは抜群。商品の数も豊富でした。

さらに、ルクソールで立ち寄ったのが、超ローカルなスーパーマーケット。紅茶のティーバッグ(30個入り)が5ポンド(約30円)という世界です。すごく安かった。バラマキ土産むけではないものの、ミネラルウォーターやジュースのパック、スナック菓子などを買いました。ボッタクリもなし。市価を知るには良い場所です。

エジプトはそもそも、値切り文化が定着しています。言い値ではとんでもなくボラれます。スーパーマーケットは、まず市価を知るのはちょうどいい場所だと思います。

なお、カイロ空港では、お土産店はあるものの、免税店をはじめ充実しているとは言い難い状況でした。できれば、街なかのスーパーマーケットで調達することを強くおすすめします。

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(Written by AS)