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トルコでピザは「ピデ」(Pide)といいます。ピザというと、イタリアを真っ先に思い浮かべがちですが、一般的なピザはトルコ料理がルーツとなっています。さすが、世界三大料理の1つのトルコ料理。

まず、トルコのピザは、イタリアのピッツァ・マルゲリータのように丸くありません。ピザの生地に具を包んで焼き上げるため、楕円のような形をしています。

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そして、イタリアその他の国のピザと大きく違うのは、生地よりも具のほうに“味”が強調されていること。イタリアだとまずは生地なのが、トルコでは具になっている食材がメインという感じがします。

気になる具は、牛肉や野菜など。もちろんチーズもかかっています。そして、調味料によってややスパイシーな味わいですが、激辛というわけでなく、なかなか上品な味わいです。しかも、生地も決して不味くはないのがポイント。

一方、ピデ以外にも、「ラフマジュン」(Lahmacun)というピザもあります。薄い生地にスパイシーなひき肉がのっているだけのシンプルなピザで、トマトや絞ったレモン、香草などともに丸めて食べるのが特徴です。

どちらピザも、本格的なお店ではもちろん石窯で焼きます。焼きたてはどれも絶品。テイクアウトもおすすめです。トルコ料理の奥深さを感じることができるでしょう。

(Written by AS)