塩専門店「solco」。
真ん中がシニアソルトコーディネーターの田中園子さん。

昔から“日本酒には塩と味噌があればいい”などと言われますが、今回は飲食プロやきき酒師など日本酒が大好きな女性3人が、自分の好きな日本酒を持参して塩専門店に潜入! 

マイ日本酒に合うベストな塩はどれなのか? 
きき酒ならぬ、“きき塩”しながらベストなペアリング塩をセレクトしてみました!

3人がうかがったのは、東京・戸越銀座にある塩専門店「solco(ソルコ)」。
2014年にオープンした同店は、国内外の塩を約40種も展示販売。
シックな店内には試験管のようなものがズラリと壁一面に並べられているのですが、実はその試験管の中に塩が入っているのです!
見た目もおしゃれだからギフトとしても人気とのこと。

しかもよく見てみると、黄色っぽい塩や、ピンクの塩、緑色の塩、サラサラ粉雪のような塩、ピラミッド型の結晶のような塩…と、私たちの塩の固定概念を覆すような、カラフルで見たこともない塩がたくさん!

思わず見入ってしまう驚きの塩専門店。
「塩なんて、どれも似たような味で選べないのでは・・・」と、実は少し心配していた3人ですが、店内で塩のテイスティングをしてみると、全然違いました!
塩味の強弱だけでなく、甘みやまろやかさ、後味、雑味のある奥深さなど、それぞれが個性的。
インドのカレー塩や、沖縄のブラウンシュガーソルトといった“調味塩”まであるんです!

「solco」のオーナーの田中園子さんによると、「中には苦めの塩もありますが、お料理などにかけると旨味を発揮することもあるんですよ」とのこと。
さっそく持参した日本酒と様々な塩をペアリングさせてみました!

写真右の商品画像:国兼貴也、photo by Takaya Kunikane
岩本さんは甘口純米吟醸「基峰鶴」に「雲仙の温泉塩」をセレクト。

まずは飲食コンサルタント 岩本さんのペアリングから。
岩本さんは自分の好きなお酒に、佐賀県・基山商店の甘口純米吟醸「基峰鶴」(720ml 税別1,400円)をセレクト。
「西日本のお酒が好きなのですが、この酒は甘口で、クセもなく飲みやすいんです。
飲み進めるごとに味わいが出てクセになります」と特徴を語ります。

そんな「基峰鶴」に岩本さんが合わせたべスト塩が、【solco限定!】301 雲仙の温泉塩(ボトル入り 税抜価格1,050円)
「せっかく来たのだからこの店でしか購入できない限定品にしたい!」、「佐賀のお酒と長崎・雲仙の塩。九州アイテム同士の組み合わせにしてみた!」と、セレクトした理由を話します。

この塩は105度の源泉が湧く、長崎県雲仙にある小浜温泉の温泉水から作られた塩。
田中さんによると、「カリウムが非常に多く、マグネシウム・カルシウムの量も非常に多いため、酸味、旨み、甘みが感じられ、ガツンと力強い深みのある味です。鰻屋さんも買っていかれたんですよ」とのこと。

岩本さんは、「主人の上司など、年上の方を我が家にお呼びする時に活用してみたいです!この塩で調味した肉料理と、あえて日本酒でおもてなししてみたいですね!〆にはこの塩で作った塩むすびも味わって欲しい!」と楽しくイメージを膨らませたようです。

写真右の商品画像:国兼貴也、photo by Takaya Kunikane
ヒサノさんは無濾過生原酒「不老泉」に「ヒマラヤブラックソルト」をペアリング。

続いて、国際きき酒師でもあるヒサノさんのマイ日本酒は、滋賀県・上原酒造の「不老泉 木桶天秤しぼり 初しぼり 無濾過生原酒」。
「旨味とコクのある無濾過生原酒が好きなのですが、このお酒はフレッシュさもあり、ほどよいクセもあるんですよ」とヒサノさん。

そんなヒサノさんセレクトのお塩は、綺麗な紅色の「400ヒマラヤ ブラックソルト」(ボトル入り 税抜価格1050円)
世界一標高の高いヒマラヤ山脈で、長い年月を経てマグマにより高温の熱で焼成されたブラックソルト。
「この塩は硫黄の香りがしてクセが強い感じがしますが、料理に使うと旨味やコクを引き出してくれるので、ちょっとクセの強い生酒とぴったりだと思います!」とヒサノさん。

「晩酌に酒のつまみとして、この塩でちびちびと飲むのもいいですが、ゆで卵や蒸し鶏などにふりかけても美味しそうです!」と用途も幅広そうです。
ちなみにヒサノさんは、スモークの匂いが魅力的な「クリスタルフレークソルト スモーク」などもセレクトしていました。
クセのある塩をいろいろ発見したようです。

タッキーのセレクトは「白トリュフソルト」。
豪華!トリュフの香りがふんわり♪

ヒサノさんとは国際きき酒師仲間でもあるタッキーのお酒は、お店でも提供している茨城県・月の井酒造の「2014 和の月(なのつき)」(720ml 税込2149円)
有機米「美山錦」を玄米に近い精米80%にしたオーガニック日本酒。
「コクのあるやわらかな飲み口で、深い旨さが広がります。女性にも人気のお酒ですね!」とタッキー。

イタリアのピエモンテ州で冬しか収穫できない白トリュフは収穫量が少なく、希少価値が高いと言われていますが、このトリュフを乾燥させ、フランス・ゲランド産の天日塩にブレンドしたもの。

「まさかトリュフの香りがする塩があるなんて!感激しました」と興奮気味のタッキー。
「女性はトリュフが大好きですよね!この塩を味わった時、女性に人気のもの同士のペアリングを思いつきました。バーニャカウダのような感覚で、いろいろな野菜に白トリュフソルトを振りかけて、「2014 和の月」と一緒に味わってほしいです」と、今にも試しそうな勢いで即購入。


今回も3者3酒の様々な新発見がありました!酒(しゅ)てき!
さて、次回はどんな方?酒?が登場するのでしょうか? 
それは次回のお楽しみで〜す!


≪筆者プロフィール≫
▪タッキー(たきぐちともこ)
滝口
国際きき酒師(英語)&きき酒師。
飲食ライター歴20年の食いしん坊バンザイ!の記者&PRプランナー。
日本酒やワインなどをこよなく愛す。
テレビ番組などにも出演中。

▪岩本瑠里子

飲食コンサルタント。
飲食業界での現場経験15年間を生かし、飲食分野の経営コンサルタント・接客研修・店長教育・メニューアドバイザーとして活躍。
また、幼児・小学生を対象にした食育レッスン「しょく感教室」を開催。
経営専門誌の「飲食店経営」(商業界)などに執筆。

・ヒサノさん
国際利き酒師(英語)。
フリーランス映像翻訳者。
英米ドラマ、インタビューなどのTV番組や映画の字幕翻訳者(英語から日本語)。
日本酒のすばらしさに魅了され2016年に国際利き酒師を取得。
引き続き、飲み歩きしながら勉強中。

※取材協力
塩専門店「solco(ソルコ)

国内外の個性的な塩40種類以上と安心安全な野菜などを塩で食べる塩デリと塩スイーツが楽しめる東京品川の戸越銀座商店街にあるお店。
住所:東京都品川区豊町1-3-13 モアビル1F
電話: 03-6426-8101
営業時間: 11:00-19:00
定休日:火曜日