もともと砂漠だったところに、ビルを次々と建てていき、見た目は日本とあまり変わらないように思えても、外をたった数分だけでも歩いてみると、風がまるで全身にドライヤーを浴びているようで、靴の裏もじわじわと熱くなっていきます。身体から吹き出る汗は止まらず、体力をどんどん消耗していきます。
これがまだドバイの冬ならまだしも、夏は気温50度にも達します。命の危険すら感じます。
とにかく暑い、もはや熱すぎる“ドバイ名物”ともいえるのが、バスを待つ「バス停」です。なんと、屋根があるだけでなく「エアコン完備」です。最初にこれを見た時は「さすが、石油王の国!」と、ちょっと感動したものです。
実際にドバイに滞在していると、このバス停がいかに機能的か、身を持ってわかります。バスが頻繁に道路を走っていても、外で待つのはたった数分であってもけっこうつらいものです。太陽を遮るだけでなく、身体も冷やしてくれるのは本当にありがたい。中にいても外の様子はよく見えるので、バスを逃すこともほぼありません。
さらに、バス停だけでなく、エアコン付きの「歩道橋」も見つけました。しかも、その内部は階段ではなく、エレベーターとエスカレーター付きです。豪華すぎます。
石油王の国、金持ちの国だからなせる技なのでしょうか。他の湾岸諸国にもあるのか、気になります。
(Written by AS)