老化は誰にでも起こる現象ですが、実年齢と肌年齢は必ずしも比例しないですよね。年を重ねても、シミひとつない若々しいお肌の女性ってたくさんいます。その違いはどこから来るのでしょうか?
そこで今回は、OVE南青山で開催された「夏の紫外線ケア講座」(NEXTWEEKEND主催、ネスレ日本協力イベント)に光老化の研究で第一人者と呼ばれる、神戸大学名誉教授・市橋正光医学博士が登壇するというので取材に行ってきました。

光老化ってなに?
紫外線による肌のダメージでシミ・シワ・たるみができる現象を光老化とよびます。
「紫外線は活性酸素を発生させ、細胞の老化を早めます。また、細胞の突然変異(ガン)を起こすこともあります」と説明する市橋博士(市橋博士、以下同じ)。
活性酸素とは、ストレスや紫外線により体内に発生する“活発な酸素”。決して悪者ではなく、体内に侵入する細菌と闘ってくれるものなのです。ところが、過剰発生するとその強い殺菌力が反対に細胞を傷つけ酸化させるのです。
つまり、たくさんのストレスを抱えていたり、強い紫外線を浴び続けていたりすると、活性酸素が必要以上に発生して、光老化が起こってしまいます。
もう既に紫外線が気になる季節。私たちは紫外線とどのように付き合っていけばよいのでしょうか?

サンクスリーン剤を塗るのは常識。ほかには?
紫外線対策はサンスクリーン剤が基本。SPFはUVBに、PAはUVAに効果があります。以下のようにスキンタイプとシーン別にそれぞれ対応をしてみましょう。UVアプリ予報などの活用もおすすめ。
 
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では、紫外線を避ける以外に対策はあるのでしょうか? 実は、体の内側からできる美白対策があるんです!

活性酸素をやっつける食べ物&飲み物はコレだ!
「皮膚アンチエイジングや美白ケアには、ポリフェノールやカロテノイドなどが摂れる抗酸化食品をとりましょう」
私たちの身近にもポリフェノールやカロテノイドが含まれたものがたくさんあるんです。

 
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「このなかでもコーヒーポリフェノール(クロロゲン酸類)を毎日摂取するとシミが少ないという研究報告があります。また、わたしたちがよく飲用するのは緑茶やコーヒーですが、コーヒーのポリフェノール含有量は緑茶の約2倍ほどもあります」。
確かに、朝食時や仕事の休憩にコーヒーを飲む人は多いですよね? ではたくさん飲めば飲むほど、体内にポリフェノールは増えるのでしょうか?

コーヒーは小まめに摂取。でも、飲み方に気をつけて!
「ポリフェノールは尿と一緒に排出されるので、小まめな摂取が必要です」
とはいえ、カフェインが入ったコーヒーを一日中飲むと反対に睡眠障害が起こってしまいますよね。市橋先生曰く、睡眠不足は美白の大敵だそう。
「紫外線を浴びると、肌の組織やコラーゲンはダメージを受けます。成長ホルモンは入眠直後の深い睡眠時に集中的に分泌され、体の組織の修復やコラーゲンの生成を助ける役割があります。ですので、夜はカフェインレスコーヒーなどを飲むようにして、睡眠をたっぷりとりましょう」。
一般的にカフェインは4〜6時間ほど持続すると考えられているので、夕方以降のコーヒーはできるだけカフェインレスにしたいもの。
「夏の紫外線ケア講座」では、夜に飲んでも安心なネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレスのアイスコーヒーと、フードセラピスト杉山映美子さん考案の活性酸素と戦うトマトを使ったスイーツを堪能しました。同講座でカフェインレスコーヒーを飲んだのは夜8時ぐらい。それでもぐっすりと夜眠ることができましたよ。

サンスクリーン剤をつけることは当たり前のこと。この夏は、”食べる美白対策“をしてみませんか?


<<市橋正光医学博士 プロフィール>>
神戸大学医学部皮膚科名誉教授。『再生未来クリニック神戸』院長。昭和45年神戸大学大学院博士課程修了。専門は皮膚科学、特に太陽紫外線が人の皮膚に与える影響について長年にわたり研究している。書籍「健康と紫外線のはなし―日焼けが皮膚がんをおこす」等。テレビ出演多数。