しかし、函館になぜか「坂本龍馬」のスポットが存在する。北海道坂本龍馬記念館は、函館市電「十文街」電停すぐにある。道路を挟んで、坂本龍馬の大きな銅像もある。これは目立つのですぐわかる。
北海道坂本龍馬記念館公式サイトによると「北海道坂本龍馬記念館は、日本の将来を担う人材の育成、主に青少年の心の育成を支援するため、 近代日本の礎を築き、北海道開拓を目指した坂本龍馬の生き方や精神、そして坂本龍馬が生きた幕末・維新の時代背景、 また坂本龍馬の意志を継いで北海道に渡った子孫の人々の調査・研究など・・・」とある。
本人との接点がこれだけでは正直、よくわからない。
記念館に入ってみた。龍馬の歩んだ亀山社中や大政奉還などのおなじみの人生が、ゆかりの品々やパネルで展示されている。その後、龍馬が目指した北海道開拓に貢献した人々、龍馬の後継者とされる人々、坂本家の子孫らの紹介コーナーがあった。
つまり、坂本龍馬本人でなく、公式サイトの紹介にある通り、坂本龍馬ゆかりの人々が函館および北海道にルーツがあるから、ということだった。龍馬本人もいつか北海道に、という意志はあったというからそれも含めて函館に龍馬のスポットを作った、という感じかもしれないな、と。
ややこじづけのように思えないこともないが、もし函館を訪れたなら、龍馬が好きならば大きな龍馬に出会えるので行って損はないはずだ。
北海道坂本龍馬記念館公式サイト|北海道函館市
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