中国料理はかなり奥深いものがあります。北京、広東、上海、四川など、エリアごとに料理もかなり違います。その中でも特徴的なのが、ウイグル料理。新疆ウイグル自治区の民族料理で、日本ではレストランがあってもそう簡単になかなか見かけないものの、中国の大都市ではけっこう遭遇し、近年は定着しつつある感もあります。
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新疆ウイグル料理で定番メニューの1つが、「ラグメン」です。中国語では「拌面」。一見、きしめんのようにも見えます。塩が加わった生地を引き伸ばした麺を釜茹でし、一方、トマトやタマネギなどの野菜と肉を炒めた具と一緒にあえて食べます。

あっさり味の麺と、なかなか濃厚な味の具が、絶妙にマッチして美味しい。しっかり栄養も取れそうで、これはハマりました。しかも、自分でアレンジして簡単に作れそうです。

ほかのウイグル料理としては、パン(ナン)のカクチャやトカチ、揚げパンのポシュカル、ワンタンスープのようなチョチュレ、ミートパイのゴシナン、ピラフのようなポロ、ウイグルの焼肉「カワープ」などもよく知られています。トルコで一般的なヨーグルト、アイランがウイグル料理でも出されることも。

なお、ウイグル料理はムスリムの料理で、「ハラール」の食材を使うのも特徴。そのため、他の中国料理とは一線を画しているのだとか。

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(Written by AS)