「今治豚肉玉子飯」の発祥は、今治市内にあった中華料理店のまかない飯。今から約40年前、その中華料理店から独立した店主たちによってメニュー化された。その後、男子高校生らを中心に口コミで広がり、さっと食べても栄養があると、いまや今治市民のソウルフードとなった。
その今治豚肉玉子飯が生まれた発祥の店の1つが、今治市にある中華料理店「チャイナダイニング 白楽天」。1970年開業で、メニューに“元祖 焼豚玉子飯”を掲げて営業する。
白楽天の豚肉玉子飯は、半熟の目玉焼きが2個のっていて、下には焼豚、そして甘みのあるタレが特徴。「レンゲで食べる」のが今治流で、そのレンゲで目玉焼きを真ん中でカットし、まず半分を混ぜて食べ、さらにもう半分を食べていく。自己流で食べるのももちろんOK。ひと口ふた口と食べると、タレの甘さと焼豚が絶妙で、さらに玉子の味がご飯によく合う。
白楽天によると、もともと家庭料理の延長として生まれ、特にここ15年で、全国的なB級グルメのブームとともに、県外から訪れる客も非常に増えたという。しまなみ海道が近いこともあってサイクリストたちや、今治タオルの関係で海外のビジネスマンがたずねて来ることもあるとのこと。
今治豚肉玉子飯を提供する料理店は、現在、今治市をはじめ県外も含めて100店舗ほどあると言われる。店ごとにこだわりの味付けで、食べ比べてみるのもおすすめだ。
今治 焼豚玉子飯 世界普及委員会 公式サイト
チャイナダイニング 白楽天
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