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本日、トランプ米大統領が訪日する。
警察は、米大統領の単独訪日としては2001年の米同時多発テロ以降で最大となる2万1千人態勢で警備にあたり、交通規制や駅のゴミ箱の撤去など、市民生活にも大きな影響が出ている。

そんなトランプ訪日に便乗し、青森県で親しまれているご当地トランプゲームを紹介したい(※大統領は無関係です)。
それが「ゴニンカン」なるゲーム。
毎年1月には世界大会も開催され、1000人もの猛者たちが集うのだというから驚きだ!!

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〜「ゴニンカン」の歴史〜

ゴニンカンとは江戸時代、長崎にオランダ人を経由してイギリス人が持ち込み、ポーカーやブリッジ、ナポレオンなどと一緒に行われていたトランプゲーム。

藩政末期、幕府の「江戸花札カルタ禁止令」が出され廃れていったが、津軽藩では取り締まりをゆるめていた事や最北の地という地理的条件も幸いし、五所川原をはじめとする津軽地方にゴニンカンのルールが残ったとされる。

そして現在、平成7年(1995年)より毎年1月、五所川原市でこのトランプの世界選手権大会が開催されている。ゴニンカンは基本的に5人でプレイするゲームだが、世界選手権大会では1人配り役を入れ6人でプレイするゲーム。この大会では、6人で1車座になり、1回戦ごとに対戦相手を抽選、全4回戦を戦い、その総合得点を競う。

   

〜ルール概略〜

ゴニンカンは、「関係」グループの2人と「無関係」グループの3人とが絵札を取り合うトランプゲーム。ハーツ(トランプゲーム)のように、切り札(記号)を決め、一人ずつ出していって、一巡した時点で最も強いカードを出した人がカードを得る。それをくり返して、関係グループが、何枚絵札を取れるかで勝敗が決まる。

用語には津軽地方またはこのゲーム独特の言葉が使われており(例:「踊る」…ジョーカーを出す事。「付ける」…味方に札を取らせるためにわざと弱い絵札を出す事。「切る」…役札【=通常のトリックテイキングゲームで言うところの切り札】を出して絵札を取得する権利を奪う事・・・など)、また何戦もするうちに配り役を含む6人の間でグループの組み合わせが一巡するよう定められていて最終的には各個人がポイントした点数で総合順位が決まるなど、ルールは他のトリックテイキングゲームと比べても複雑で奥が深い。


〜ゲームの流れ〜

(1)カードを配り、切り札のAとジョーカーを持っている者はその旨宣言する。この2人が関係組、他の3人が無関係組になる。
(2)関係組からカードを出し、一周したところで、もっとも強いカードを出した人がそのトリックで出た絵札を取る。絵札はA,K,Q,Jの16枚。10は含まれない。
(3)規定枚数取った組が勝ちになり点数がつけられる。
(4)関係組は勝っている限り、2回までその組のままプレイできる。その場合、切り札は自分たちで決められる。
(5)相手側が1枚も取らないうちに規定枚数取ってしまう「スコンク」や、 16枚すべての絵札を取ってしまう「じゅうろく」等の役があり、ボーナス点がある。


トランプ大統領の訪日とは一切関係ないが、ご当地トランプゲーム「ゴニンカン」を皆さんも楽しんでみてはいかがでしょうか。