パナソニックは、子供やペットなど大切な家族を守る家電「屋内スイングカメラ」「ジアイーノ」のメディア向けセミナーを11月28日に開催した。

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同社が展開する「スマ@ホーム システム」の新製品で、今年10月に登場したばかりの「屋内スイングカメラ KX-HC600」。
「スマ@ホーム システム」はホームユニットをハブにしてカメラやセンサーを接続し、スマートフォンで家の中の様子を確認するホームセキュリティシステム。
通信方式はDECT準拠方式なので、無線LANなどの他機器と電波が干渉しにくいのも特徴。左右360度、上下約90度を見渡せる首振り機能が搭載され、よく動くペットの様子も自在に確認できる。

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 事前に登録すれば撮影位置に簡単にカメラを向けることもできる。また録画機能もあり、後から家の中の様子を見ることも可能だ。

さらにカメラ付近の温度確認機能も搭載。留守中の部屋の温度もわかるので夏場のペットの熱中症対策にも安心だ。温度が設定した範囲を超えた場合はスマートフォンに通知される。
 
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2016年の全国犬猫飼育実態調査によると、4分の1の世帯がペットを飼っているという報告があり、日本は子供よりもペットの方が多いという現状なのだとか。
ペット関連の市場規模は今後拡大が見込まれ、外出時に家の中の様子がわかる同社のシステムはますます注目されそうだ。
 
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こちらは今年9月に発売された、次亜塩素酸空間除菌脱臭機「ジアイーノ」。
次亜塩素酸の生成から揮発までを1台で実現し、付着菌や付着ウイルスを99%以上除菌。本体に水と専用タブレットを投入することで、次亜塩素酸が生成される仕組み。
次亜塩素酸が菌の中に浸透するので、菌の外部だけでなく内部まで作用するのも特徴だ。体調管理が第一の受験生世帯や、免疫力が低い乳幼児を抱える世帯に特に注目されているのだとか。

ちなみになかなか聞き慣れない「次亜塩素酸」だが、プール、ほ乳瓶、水道水の除菌、野菜の洗浄など幅広い分野で使われており、身近な場面で活躍する除菌成分なのだそう。
 
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セミナーでは次亜塩素酸水を使った実験も行われた。紅生姜の液体に水道水を入れても色の変化はさほど見られなかったものの、次亜塩素酸水を入れたところ瞬時に透明に。
 
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塩素系漂白剤を入れたところ数滴で透明に変化したが、濃度が高すぎるというデメリットもあるのだそうだ。確実に作用し、適切な濃度の次亜塩素酸水は安全面においても除菌に理想的なのだとか。

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こちらは脱臭効果を試す実験。ガラスケースの左右それぞれにカレールウが入れられ、右側のみにジアイーノを設置。
ジアイーノを運転した1分後に比較してみると、左側はカレーの臭いが充満していたものの、空気清浄した右側は全く臭いが感じられず、会場からも驚きの声が上がった。
ペットを飼っている世帯や、在宅介護世帯ではどうしても臭いが気になってしまいがちだが、高い脱臭効果を発揮するジアイーノはその救世主になりそうだ。

ジアイーノは2013年に業務用が発売されて以来、介護施設や病院、保育園や幼稚園、ペットショップなどで活用されており、その優れた効果から家庭用を望む声も多かったのだとか。

スマートフォンで簡単に家の中の様子がわかる「屋内スイングカメラ」と、次亜塩素酸の力で抜群の除菌・脱臭機能を誇る「ジアイーノ」。
大切な家族やペットを守る、パナソニックの“お守り家電”にますます注目が集まりそうだ。