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上海で、できれば乗ってみたい乗り物の1つが「リニアモーターカー」。子どもの頃に“未来の乗り物”として学校で教えられ、日本でも開発が進むリニアモーターカーは、中国ではすでに導入されています。

浦東空港から市内に向かう交通機関「上海磁浮」(マグレブ)として、リニアモーターカーが運行されています。駅は、2つのターミナルのちょうど中間にあります。区間は、浦東空港から地下鉄2号線などが接続する「龍陽路」駅まで。

運賃は、片道で普通席50元/VIP席100元、往復(7日間有効)で80元/160元。なお、交通カードで乗車する場合は片道40元、地下鉄1日乗り放題がついたお得な切符も55元から販売されています。切符は駅の窓口で購入できます。

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駅では例によって手荷物検査があり、改札を入ってエスカレーターを降りると、リニアモーターカーが停まっていました。普通席の座席は、自由席。ちなみに、立ち乗りは禁止です。

いざ走り出してからグングン速度を上げていきます。ドアの上にある電光掲示板で、速度が表示されます。窓の外を見ると走っている車をものすごい速度で抜いていくので、スピード感がよくわかりました。
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しかし、速度は結局、時速301kmまで。このリニアモーターカー、時速430kmの速度が自慢と聞いていたのですが、実はいつもその速度で走っているかというと、違います。時速430kmで走る時間帯が決められています。それ以外の時間帯は時速300kmと、着いてから駅の掲示板で知りました。残念、次回リベンジしたい。

所要8分で、あっという間に到着。地下鉄2号線だとたった3、4元の距離、しかしかなり時間がかかるのを考えると、一度乗ってみるのは良いかと。率直な感想、新幹線「のぞみ」のような感じでした。

(Written by AS)