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昨年12月に自由が丘にオープンした、ビーントゥバーのチョコレート専門店「マジドゥショコラ」。12月19日にメディア向け新作チョコレートの試食発表会が開催された。

ショコラ2

発表会の冒頭では松室和海オーナーシェフと、ショコラコーディネーターの市川歩美氏とトークセッションが行われた。

オープン当初から、カカオ豆を板チョコにするまでの全工程を手掛ける「ビーントゥバー(Bean to Bar)」にこだわり続けている松室シェフ。
2018年の新作は「香り」をテーマに様々な素材とのマリアージュを楽しむ進化系ビーントゥバー、その名も「フレーバーチョコ」が登場。他にもスパークリングワイン「シャンドン ブリュット」の香味豊かな「極上生チョコ」などを2018年1月より販売している。

ショコラ3

新作「フレーバーチョコ」は「燻」「柚子」「キャラメル」「和三盆」「花火」「ダークミルク」の6種。素材が持つ繊細な奥深い香りを引き立たせるため、カカオ豆と合わせるタイミングや方法を素材に合わせて調整することで、独自製法により香り高いビーントゥバーに仕上がっている。

ショコラ4

ショコラ5

驚きなのは、カカオ豆を桜や林檎などの燻煙材で温燻し、ビーントゥバーにしたという「煙/税抜1,852円」。
カカオ豆のローストを本来の7〜8割に抑え、残りを燻製で仕上げて香りをカカオ豆に移しているとのこと。燻香豊かなチョコはお酒との相性もピッタリ。

ショコラ6

なめらかな口どけの後に、パチパチと弾ける食感が楽しめる「花火/税抜1,852円」。遊びゴコロ満載の刺激的なチョコレートだ。ショウガのフリーズドライを練りこむことによって、自家製ジンジャーエールのような甘味と辛味が堪能できる独特の味わい。

ショコラ7

モエ・エ・シャンドン社のワイナリーで作られるプレミアムスパークリングワイン “シャンドン ブリュット”を使用した「シャンドンの極上生チョコ」。シャンドンのエレガントなシトラス系の香りと、ベリーの甘味・酸味の贅沢なハーモニーが味わえる。甘酸っぱいながらも口溶けがよく、なめらかな食感が魅力。上品なピンク色の見た目が華やかで、プレゼントにもピッタリな大人のための生チョコだ。

ショコラ8

カカオ豆を発酵、乾燥、焙煎した後に砕いてチップ状にした「カカオニブ」。ポリフェノールを多く含み、スーパーフードとしても昨今話題に。
同店ではガーナ産カカオニブをオーガニック甜菜糖の衣で包みそのまま食べても美味しい「カカオニブシュクレ/税抜1,000円」や、アカシアの蜂蜜に漬け込んだ「カカオニブミエル/税抜1,093円」を販売。ほのかな苦味に甘味がプラスされることで、ヨーグルトやアイスのトッピングにはもちろん、お酒のお供としてもピッタリ。
さらに、アーモンドとカカオニブで作るアパレイユにクッキーを合わせた「カカオニブのフロランタン/税抜602円」も用意。サクサクした食感とアーモンドの風味が奏でる味わいを楽しめる。

ショコラ9

期間限定で販売される「100%カカオパルプジュース/税抜815円」。カカオの実を包む白い果肉(パルプ)を使ったジュースで、10キロから500gしか取れない希少な果汁を100%原液のまま提供。スッキリしたフルーティーな味わいと、とろりとしたまろやかさが特徴。まさにカカオがフルーツであることを実感できるドリンクだ。

世界中のカカオ豆の個性や魅力を引き出し、食べる人すべてに新しい発見を体験してもらいたいという姿勢を大切にする松室和海シェフ。
香りで作りだすカカオの新しい世界を堪能してみてはいかがだろうか?