場所は、ホテル内にあるフレンチビストロ「ル ドール」2階のサロンスペース。道路に面して開放感ある1階よりもプライベートな感じで、ゴールドが基調でラグジュアリーな雰囲気が漂う。入口すぐのカウンターに「NY SUSHI BAR」、そのカウンター上にあるショーケースには鮮魚などの食材が並べられ、よくある日本の高級寿司店とは趣が明らかに違った。
料理は、本日のお造りから、1品ずつ運ばれてきた。「スシティーニ」と名付けられたマティーニの上にマグロの漬けのにぎりが乗っていたり、「ブラック」は黒米クラッカーにキャビアと柚子がトッピングされたりと、通常の寿司とは異なる高級さ。キャビアをはじめ、フォアグラ、白トリュフ、ゴールドリーフ、ロブスターなどの高級食材が随所に使われているのも満足度が高い。
白米だけでなくハーブ米、玄米などが用いられていて、意外なほどに寿司との相性が良かったのに驚いた。「ファイアービーフ」では、客が国産牛を自ら焼いてハーブ米に巻いて食べるスタイルで、自分で焼き加減を調整でき、焼きたてが味わえる。最後に提供されたもち米、チョコレート、ナッツで作られた「クロッカンティーノ」まで和洋折衷なスイーツで、料理を存分に堪能することができた。
セントレジスはニューヨークで創業し、現在もマンハッタンの5番街にあることで世界的に有名。ニューヨークの一等地で現地風にアレンジされた寿司を味わうとこんな感じなのかという超一流の味とセレブな雰囲気が今、大阪でも楽しめる。
「NY SUSHI BAR」は、2018年3月30日までの木・金のみ開催。料金は「5th Avenue コース」9,800円、「55th Street コース」14,000円、単品1,300円〜。※税・サービス料別
セントレジスホテル大阪 NY SUSHI BAR
(Written by Aki Shikama)