東洋医学の概念で、「健康」と「病気」の間にある身体状態を指す「未病」。
未病は病気ではないが、食生活などを通して日常生活で改善でき、より健康な状態に近づけることが可能だ。

コーヒー・お茶類等の通信販売事業を行う株式会社ブルックスは、神奈川県大井町にこの「未病」をテーマとした施設「me-byo valleay BIOTOPIA」を今年4月にオープンする。同施設内には未病をテーマにした新型レストランも開設される。
この「me-byo valleay BIOTOPIA」及びレストランのオープン予定に伴い、1月26日にプレス発表会が行われた。

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「me-byo valleay BIOTOPIA」は60ヘクタール、全長3kmと東京ドーム約13個分という広大な敷地を活用。富士山、箱根、丹沢、相模湾、足柄平野を望む、自然環境に恵まれた立地も魅力だ。
レストランでは小田原の新鮮な魚介類や地元大井町の野菜などを中心に、地産地消を心がけた未病改善メニューを用意。

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レストランのメニューは、フランス国家最優秀職人章(MOF)を受賞したジャン・ジャック・ボルヌ氏が監修。「FRENCH cafe-boulangerie-epicerie(フレンチ・カフェ・ブランジェリー・エピスリー)スタイルで、カフェドリンク、パン、フレンチ料理を中心に、美や健康を意識したメニューを提供する。

「美食の国フランスでは“美味しさ“が優先になってしまい、健康に関心を持っている人がまだまだ少ない。私は10年ほど前から健康や栄養に関心を持ち始め、『健康であること』と『美味しく料理を作ること』の共存を常に心がけ、健康と食を追求している。今回のプロジェクトを通してより多くの人へ『健康にいいのに美味しい』という認識が広まれば」とボルヌ氏は熱く語った。

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発表会ではレストランで提供されるメニューの試食会も行われた。壇上ではボルヌ氏によるデモンストレーションも披露され、料理の説明も聞くことができた。

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「レンズ豆のパテ 4種のソース添え」
食物繊維が豊富で鉄分も多く、抗酸化作用もあるレンズ豆を使ったパテ。4種のソースは、左からアーティチョーク、パプリカ、プロヴァンスのハーブ、茄子。

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さまざまなスパイスが効いたパテは香り高く、挽肉のような食感で食べ応えも抜群。4種類のソースと組み合わせることで味の変化も楽しめる。

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「<刺激的>シューサラダ」
赤キャベツとキャベツで作られた見た目も楽しめる色鮮やかなサラダ。優れた栄養価からスーパーフードとして話題のクコの実、抗酸化作用のあるクランベリー、オメガ3が豊富に含まれている菜種油もプラス。
塩は不使用だが、それぞれの食材の旨味や甘味が絶妙に重なり合い、さらに粒マスタードがアクセントになって奥深い味わいが感じられた。

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「ブロッコリーと薩摩芋のスープ」
抗酸化作用、ビタミンが豊富なブロッコリーがたっぷり使われたスープ。栄養をできるだけ損なわないように、ブロッコリーをさっと茹でてミキサーにかけるのがポイントなのだそう。
にんにく、赤玉ねぎ、さつまいも、椎茸の粉、ライスミルクがプラスされ優しい味わい。ほどよいブロッコリーの食感も楽しめた。

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「海のポトフ」
フランスの一般的なポトフは肉が使われることが多いが、今回はオメガ3が豊富な鮭とタラを使用。さらにジャガイモの代わりとして昨今注目のスーパーフード、キヌアが使われていた。
このポトフは煮込むのではなく、キヌアを敷き詰めた鍋に茹でた食材を入れて、熱々のブイヨンを注ぐという斬新なスタイル。これはじっくり煮込んでしまうと栄養が損なわれてしまうからなのだそう。
具材は赤カブ、カブ、マッシュルーム、さつまいも、人参、ビーツ。キヌアのプチプチとした食感がやみつきになりそうな逸品だ。

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今回の「me-byo valley BIOTOPIA」のオープンを記念して、原宿にある「BROOK’S ME-BYO cafe」では、2月4日(日)までの期間限定で、2,000円以上の飲食をされた方の中から1日先着5名に、ボルヌ氏監修のスイーツをプレゼントする。是非、この機会に足を運んでみてはいかがだろうか?