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映画『ロード・オブ・ザ・リング』が公開された時、ニュージーランド各地の自然を生かした壮大なロケ地とともに、「中つ国」を見事に再現した小道具も高い評価を受け、アカデミー賞も受賞しました。

その小道具などを制作したのが、ウェリントンにある制作プロダクション「WETA CAVE」です。『ロード・オブ・ザ・リング』で全世界的に有名になりました。

「WETA CAVE」は、ウェリントンの中心部や空港などからバス、もしくはタクシーで行くことができます。空港からタクシーで10分ほど。バ地元のツアー会社に申し込んで連れて行ってもらうこともできます。ニュージーランド最大のバス会社「Intercity」の日帰りツアーもあります。

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まず、「WETA CAVE」の入口に、映画にも登場した等身大のトロルがいるので、すぐわかります。そして、ホビットたちの家でおなじみの丸いドアを入ると、制作現場のツアー受付、そしてお土産が並んでいます。カフェなどもないとても狭いスペースです。

制作現場のツアーに参加してみました。内部は一切撮影禁止ですが、『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』などで実際に使われた小道具が展示され、一部は触ることもできます。ガイドはもちろん英語、ただ英語がよくわからなくても映画のことを知っていれば十分楽しめる内容かと思いました。ドワーフのトーリンが使った剣、ホビットたちの足、フロドが着ていた鎖の防具などがありました。

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また、「WETA CAVE」からバスで5分ほどのところに「ROXY Cinema」という映画館があります。ここも『ホビット』公開時にプレミアの会場になった場所。館内には誰でも入ることができ、当時の写真も飾られています。外には『ホビット』シリーズでおなじみ、魔法使いガンダルフの像もあります。