【ニュージーランド】首都ウェリントンは「風」と「映画」の街

ニュージーランドの首都ウェリントンは別名“ウィンディ・ウェリントン”といわれます。これは、ウェリントンが「風の街」であることを意味しています。

ウェリントンでは年中、強い風が吹いていて、特にその風は強烈です。市内のマウント・ビクトリアの頂上付近にある展望台に行った時ちょうど強風で、360度のパノラマの景色は良かったものの、風も360度まともに受けたので身体ごと飛ばされるのではないかと恐怖心を抱いたほど。

ちなみに、ウェリントンでは「強風」のために空港での離発着にも影響が出ます。離着陸の際はパイロットにとって横からの強い「風」が最も厳しいため、何度もやり直したり、最悪の場合は引き返したり出発を取りやめたりすることもあります。パイロット泣かせ、難所の空港でも知られています。

また、ウェリントンは「映画の街」としても知られています。映画『ロード・オブ・ザ・リング』でアカデミー賞を取り、その後、『ホビット』でも監督を務めたピーター・ジャクソンの故郷であり、今でも拠点とする都市がウェリントンだからです。ウェリントンでは、映画公開時のプレミアも行われ、その時は全世界から出演者や製作者、そしてファンが集まり、市内の通りが通行止めになるほどお祭り騒ぎとなりました。

今でもウェリントンの街なかには、映画の街らしいオブジェが点在し、シアターの数も多いです。『ロード・オブ・ザ・リング』などの小道具制作に携わり、アカデミー賞も受賞した「WETA CAVE」はウェリントン郊外、空港の近くにあり、中心部からバスで近くまで行くことができます。世界中からいまだにファンが訪ねてきます。

(Written by Alice)