メダル写真

2018年2月9日〜25日の16日間、多くの人たちに感動と興奮を与えてくれた平昌オリンピック。日本としては過去最高の13個のメダルを選手たちが掴み取ってくれました。

今回はそのメダリストたちから生まれた、名言&迷言を集めてみました!

●原大智(フリースタイルスキー/男子モーグル/銅メダル)
1997/3/4生まれ(男)身長172cm 体重75kg 
小学生の時に競技を始め、中学卒業後からカナダで練習。17年に拠点を日本に戻し、日大進学。スピードのあるターンが得意。

雪とは程遠い東京都出身で渋谷育ち、今大会第一号のメダリストという事で話題になりましたね。そんな彼は、レース後にコメントを残しています。

「金メダルじゃなかったけど、楽しみでした。
すごく楽しかった。本当に楽しかった。楽しさだけを追い求めた。
楽しいしかなくて、失敗する気がしなかった。
欲を出せば金メダルが欲しかったけど、今はむちゃくちゃうれしいしかない」
朝日新聞:

“楽しかった”を連呼しまくっています。本当に楽しかったんですね。
若干20歳。本当にこの競技が大好きなんだと伝わってくるコメントです。
SNSを通じて「(渋谷区の母校に)メダルもって行きます!」と伝えた原選手。
都会育ちの生徒たちへ、大きな刺激になることでしょう。


●高梨沙羅(スキージャンプ/女子ノーマルヒル/銅メダル)
1996/10/8生まれ(女)身長152cm 体重44kg 
昨季までW杯90試合出場で53勝と圧倒的な勝率。スピードのロスが少ない踏み切り技術は男子レベルと評される。

「女子ジャンプが正式種目に初めて採用された夢の舞台に自分も出させていただいたにもかかわらず、今までの恩返しが出来ず、自分のベストを尽くすこともできなかった。4年前の自分を見返してやりたい、ただただその気持ちでやってきました。」

W杯総合優勝という華々しい活躍もあって、優勝候補筆頭と見られていたソチ五輪では、4位に終わった。風に恵まれないなどの不運もあったけれど、表彰台に上がれなかった高梨選手は、平昌での雪辱を誓います。「最終的に勝敗を決めるのは、自分に勝つか勝たないかというところになってくると思うんです。そこでは人間力が問われると思っています」。平昌での決勝は、1回目で103.5メートルを飛び120.3点。全体3位で臨んだ2回目のジャンプは103.5メートル。合計243.8点をマークし、堂々の3位。表彰台でメダルを首から提げた高梨選手は、久しぶりに私たちの前に笑顔を見せてくれました。ひたむきにジャンプを続ける彼女の姿には日本中が感動させられましたね。個人的には“第二の浅田真央さん”のような存在感を感じています。


●高木美帆(スピードスケート/女子1000m/銅メダル、女子1500m/銀メダル、女子団体追い抜き/金メダル)
1994/5/22生まれ(女)身長164cm 体重58kg
バンクーバー五輪にスピードスケート史上最年少の15歳で出場し、橋本聖子さんから「スケート界の宝」と呼ばれた。ソチ五輪は落選。五輪後につくられたナショナルチームに初年度から加わり、力をつけた。姉の菜那も選手。足が速く、以前はダンスやサッカーもやっていた。今季のW杯で1500メートルは圧倒的な強さを見せ、3000メートルも第3戦でこの種目日本勢初制覇。団体追い抜きのメンバーとして、何度も世界記録を塗り替えた。1500メートル(1分51秒49)と3000メートル(3分57秒09)の日本記録保持者。

今大会は初めて姉妹そろっての出場という事もあり、また性格や練習方法など、対照的な2人ということに注目が集まりました。

「人生かけなければ、オリンピックで勝てない」
ヘルスケア:

言葉は少なくとも、こんなに重たい言葉はなかなかないですよね。オリンピックって、一人の人生をこんなにも大きく動かす大会なのだと改めて感じさせられます。まだ間に合うのであれば、筆者もその感覚を味わてみたい…


●高木菜那(スピードスケート/女子団体追い抜き/金メダル、女子マススタート/金メダル)
北海道出身 1992/7/2生まれ(女)身長155cm 体重48kg
昨季から右膝痛を抱えている。妹の美帆も選手。ソチ五輪後の2年間、ウイリアムソン師円とともにオランダに拠点を置いた。今季のW杯では団体追い抜きのメンバーとして、何度も世界記録を塗り替えた。

「みんなで練習してきて、みんなが見守ってくれたから最後までゴールできた。本当に誇りに思う」(女子団体追い抜きのレース後)
日刊スポーツ:

菜那さんは妹である美帆さんが先にバンクーバー五輪の出場をしたことにより、
「高木美保の姉」として扱われることが多くなり、周りや自分との葛藤に苦しんでいたそうです。そんな困難を越えてのこの発言は、言葉以上に大きな重みがありますね。菜那さんは今大会では五輪初開催競技の「マススタート」でも金メダルを獲得しています。これで菜那さんは自他共に「高木美帆の姉」からの卒業ができたのではないでしょうか。筆者も2人兄弟の姉として、とても感慨深い思いで菜那さんの姿を追ってしまいました。


●宇野昌磨(フィギュアスケート/男子シングル/銀メダル)
1997/12/17生まれ(男)身長159cm 体重55kg
世界歴代2位の合計319.84点を持つ。4回転はフリップを世界で初めて成功させ、計4種類を跳ぶ。伊藤みどり、浅田真央らを育てた山田満知子コーチに幼少期から師事し、現在は主に樋口美穂子コーチの指導を仰ぐ。

宇野選手に関してはその「天然キャラ」がすでに話題になっていますね。帰国会見の際にもピンバッジが上下逆だったり、ネクタイが曲っていたりして、「燃え死ぬ」と女性を中心に母性をくすぐりまくりのようです。

そんな宇野選手の大物ぶりを匂わせる発言の数々を紹介!

「(転倒して)笑いが込み上げてきた」(フリーの演技終了後)

「(銀メダル獲得について)きょうの演技に悔しさはまったくない。練習してきたことを出せた、うれしい銀メダルだ。五輪について特別な思いは何もなく、ただただ一つの試合です。(他の選手の)涙とかを見て、ああいうのもいいなって思うけど、何もないんです。ただ自分の演技をしただけかなと思った」

「今季、羽生選手と一緒という試合は少なかった。(今回のように)注目されないのがプレッシャー的にも楽だったので、しばらく楽をさせてほしいなと思う」

「(メダルを誰に掛けてあげたいかの質問に対し)『かけたい人がいればかければいいかな』って思います」

「弟とは全く連絡を取っていなくて、会ったとしても何も言われないと思います。家族からもまだ連絡はありません。僕が連絡を返さないので、連絡が来ないんだと思います(笑い)。友達からはたくさん『おめでとう』と言葉をいただきましたが、なるべく手短に返させていただきました」
出典:日刊スポーツ

宇野昌磨、恐るべし。といったところでしょうか。


《後編》では引き続きメダリストたちの熱い名言を紹介したいと思います。

ちなみに平昌パラリンピックは3月9日からです!
普段見ることのない競技も多いので楽しみですね!!ではまた!!

日程など

出典:読売オンライン(選手の情報など)