利用者数世界2位を誇る「パリ空港」。今年で日仏交流160周年を迎えた日本とフランスの空の玄関口は、空港を「旅の通過点」ではなく、パリならではのショッピング、グルメ、カルチャーが楽しめる「観光地」を目指す。
3月20日(火)、東京銀座「ビストロ マルクス」にて報道関係者向け新コンセプト発表会が開催された。

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パリ空港では空港にいながらにしてフランスグルメを楽しめるようにと、各国際線ターミナルにミシュラン星付きレストランを1店舗以上オープンする計画を遂行中。2020年までに8人のミシュランスター・シェフの店がオープン予定となっている。

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今年4月にはミシュランスター・シェフで、「レジオンドヌール勲章」も受章したティエリー・マルクス氏が、日仏のグルメ文化を融合させたレストラン「Teppan(テッパン)」をターミナル1に開業する。
発表会ではマルクス氏本人も登壇。シェフ・総料理長としてミシュランガイドで5度星を獲得するなど、フランスの最も高名なシェフのひとりだ。
マルクス氏は日本に4年間の在住経験があり、フレンチ「オテル・ドゥ・ミクニ」の三國清三シェフとの親交もあるなど、大の親日家としても知られる。
「鉄板焼きは食材本来の美味しさを活かせ、短時間で調理可能なのが魅力。空港内で時間の制約があるお客様に素早く提供できるのも強み」と、マルクス氏はコメントした。
 
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マルクス氏による鉄板焼きのデモンストレーションも行われた。魚料理は7分、デセールは5分と短時間で見事完成。

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7分で仕上がったとは思えないほどの、洗練された魚料理。色彩豊かな付け合わせも添えられ、見た目も存分に楽しませてくれる。
 
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ブリオッシュを鉄板で軽く焼き上げたデセール。バターの甘い風味と香ばしさが漂う。
 
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パリ空港グローバル新規顧客開拓部 部長、セシル・マルシャン-カッサーニュ氏による挨拶も行われた。
パリ空港は、パリらしい「買う、食べる、楽しむ」というエッセンスを凝縮した観光地「21区(現在、パリの行政区は20区まで)」を目指す。空港内には入場無料の美術館があり、ピカソなどの作品も展示されることも。また390ものショップ、1,000以上のブランドを展開。26人の日本語対応スタッフも含めて1,900人の多言語スタッフが常駐する。
2021年には41,400屬離屮謄ックとレストランをリニューアル予定で、その中には55の高級店も含まれている。
そして来月4月に開業する「Teppan(テッパン)」をはじめ、ミシュランスター・シェフのレストランのオープンとともに空港のさらなる活性化を図りたい、とセシル・マルシャン-カッサーニュ氏は強調した。

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発表会後は、マルクス氏が監修する「ビストロ・マルクス」の料理やワインが報道陣に振舞われた。数々のパーティーフードは、上質な味わいだけでなく華やかさにも溢れ、歓談の場をより一層盛り上げていた。

交通のための単なる通過点でなく、パリならではのショッピング、グルメ、カルチャーが楽しめる観光地「21区」を目指すパリ空港。今後の展開にさらに注目が集まりそうだ。