日本では4月に入りすっかり温かくなり、新生活などが始まり、何かと忙しいこの時期。騒がしくなるのは生き物たちの世界でも同じで、ヨーロッパでは意外な場所で壮絶なハンティングが行なわれている。
体長3メートル、重さ200キロにもなる巨体を誇る、ヨーロッパ最大級の淡水魚「ヨーロッパオオナマズ」。普段は主にザリガニや魚を食べて暮らしているが、最近ヨーロッパを中心に、このナマズの驚きの狩りの目撃が相次いでいる。彼らは川の浅瀬で休むハトに襲いかかり、そのまま丸飲みにしてしまうのだ。
こちらの動画はフランスの川で目撃された捕食の瞬間。川岸の浅瀬で休憩中の鳩の群れ近づくのは巨大な黒い魚影。その正体は大型のヨーロッパオオナマズだ。
浅瀬で休憩する鳩に徐々に近づき、タイミングを見計らって一瞬で飛びかかる。あまりに一瞬の出来事で何が起こったのか分からないが、ナマズはハトを口にくわえて水中に引きずり込んでしまう。鳩もまさか安全なはずの陸地にいながら、水中からハンターが接近中とは思うはずもなく、抵抗虚しく川に引きずり込まれてしまう。
この狩りを行っているのは1匹だけではないようで、数匹の巨大ナマズがタイミングを見計らっているのが分かる。この浅瀬の周囲は黒い魚影に完全に包囲されてしまっているのだ。
実はヨーロッパオオナマズは春が恋の季節、ちょうどこの時期に繁殖期を迎えている。今がヨーロッパオオナマズの一番気が立っている可能性が高い時期なのだ。
これからヨーロッパ方面に旅行をお考えになっている方!普段はあまり注目しない川の水面に目をやると、意外なところで壮絶な戦いが展開されているかもしれない!
(Written by 山岸悠也)
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