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みなさまお気づきだろうか。
近年、日本中でいつの間にかミツバチの数が減ってきているのだ。
実は、ミツバチの数の減少は日本だけではなく10年くらい前から世界中で見られる現象なのだという。


なんでミツバチは減少したの?

ミツバチの数が減少する理由に関しては様々な説が唱えられていたが、最近まではっきりとしたことが分かっていなかった。

しかし2016年に報告されたイギリスの研究によると、ミツバチの減少には農薬として散布される「ネオニコチノイド系化合物」が関係していることが明らかになった。

また、ネオニコチノイド系農薬だけではなく、気候変動・生息地の消失・ダニや寄生虫などもミツバチの数が減少する原因の一つではないかと考えられている。


ミツバチのおかげで私たちの食卓は賑やかになる

ミツバチがいなくなっても「私たちの生活とは別に関係ないし、どーでもいい」と思う人もいるかもしれない。実はそれは大間違い。考え方を改めてほしい。

ミネソタ大学昆虫学部教授のマーラ・スプバク氏によると、ミツバチをはじめとしたハチは花粉の運び屋として重要な役割を果たしており、世界の作物生産のなんと3分の1以上が ハチの受粉に依存しているという。

受粉で実をつける野菜や果物はキャベツ、ニンジン、タマネギ、リンゴ、桃などたくさんあり、ミツバチなど受粉を助ける生き物の活躍で私たちの日々の食卓は賑やかになっていると言っても過言ではない。


ミツバチの経済効果は年間なんと××兆円!!

2015年、アメリカ政府は、ミツバチによる授粉がアメリカの農業にもたらす価値は年150億ドル(約1兆6000億円)に相当すると発表した。

また2016年、国連はミツバチを含む花粉を運ぶ昆虫や動物が市場にもたらす価値は世界中で年間2350億〜5770億ドル(約25兆〜62兆円)に相当すると発表した。

このようにミツバチは農作物の生産に対し重要な役割を果たし私たちの生活を豊かにしてくれているが、このままミツバチの数が減り続ければ、食料生産に影響を及ぼし、私たちの食卓もさみしくなるかもしれない。


【参考】
2015年5月20日「AFP」
2016年3月3日「朝日新聞」
2017年8月27日「日本経済新聞」
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG28H21_Y7A820C1CR0000/

2016年8月16日「Nature」
TED
https://www.ted.com/talks/marla_spivak_why_bees_are_disappearing/transcript?language=ja#t-941496



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