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「株式会社LONGHASH」は、ブロックチェーン技術の開発と実用化の推進を図るプラットフォームとして、2018年2月16日に設立。世界各国のブロックチェーン情報や仮想通貨の取引価格を配信するニュースメディアの開設、SNSのデータやNLPのテクノロジーなどを取り入れたデータ分析・コンサルティング、ブロックチェーンプロジェクト起業を支援するインキュベーションセンター運営の3つの事業を展開する。
4月20日からサービスが開始され、同日にメディア向け設立発表会を実施した。
 
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冒頭で挨拶をする、代表取締役のクリス・ダイ氏。「ブロックチェーンがもたらす本来のビジネスモデルの革新により注目し、実用化を目指す」と説明。
現在、金融商品である仮想通貨に多くのフォーカスが集まりがちだが、ブロックチェーンの可能性を伝えていきたいとのこと。
さらにブロックチェーンに期待する理由として、「分散型の共有データという観点を持って安全性を保て、さらにデータを個人自身がコントロールすることでコストの削減も見込める」と述べた。
 
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続いて同社会長に就任した、投資家・谷家衛氏が登壇。アジア・パシフィック地域における日本のフィンテックへの投資額の少なさや技術開発の遅れ、日本のIT人材が不足している問題を指摘。
「日本にとって一番重要なのは、海外の優秀な人たちに日本へ来てもらうこと。これほど大事なものはない」と述べた。
さらに「シリコンバレーで起業する人の半数は海外から来ている人材。今の日本ではそのシリコンバレーと同様の環境を作ることは難しい。しかし、仮想通貨やブロックチェーンという分野においては、海外から優秀な人材や起業家の確保がしやすいのでは」と強調。

また谷家氏は「これまではインターネットによって個人がエンパワーされてきたが、あまりにも進みすぎてしまった。Facebookやamazon、Googleなど企業の勢力が大きくなったことで、今では個人やスタートアップが何か挑戦しようと思っても、巨大な壁の存在が大きくなりすぎている」と現在のインターネットの壁についても言及。続けて「一方で、分散型のブロックチェーンという技術は、唯一この壁を壊す可能性があると私は考えている。それを世界中の人たちと一緒に実現していきたい。世界中から優秀なエンジニアや起業家が日本に来てくれるような良い環境を作っていけたら」と、LONGHASHの今後のビジョンについても語った。