千葉県内外に13店舗を展開する「かねたや家具店」は、生活を楽しくする住空間のトータルコーディネートブランド「ROOM DECO」の幕張新都心店を4月27日にリニューアルオープン。これに先駆け、4月24日にメディア向け発表会が開催された。
ROOM DECOはモダン、カジュアルを中心にあらゆるインテリアアイテムを取り扱う家具の総合ブランド。今回リニューアルした幕張新都心店は、リニューアル総合プロデューサー久々野智 小哲津(くくのち こてつ)氏が手掛けた、季節ごとに著名人がプロデュースする部屋を発信する同ブランド最大のショールームへと生まれ変わる。
リニューアル第1弾は「”部屋がエンターテイメントになる”ROOMDECO COLLECTION 2018’SPRING~SUMMER‘」と題し、「MOVIE」「STUDY」「WONDERLAND」「ART」の4つをテーマにしたコーディネートを展示。同社が扱う家具を使用した、エンターテイメント性溢れる「体感型ショールーム」として公開される。
映画コメンテーター 有村昆氏がプロデュースした「MOVIE」。アメリカ西海岸のハリウッドセレブの別荘をイメージ。リビングは明るい白を基調に、ナチュラルな木目の家具が配された洗練された空間だ。
テラスはビーチをイメージ。優雅なリゾート気分を演出。
リビングの隣には、10年後のシアタールームをイメージした秘密の部屋が設置。「インターネットで何でもできるこの時代だからこそ、店舗で体感することの楽しさを感じていただきたい」と有村氏。
スクリーンはシースルースクリーンと呼ばれる半透明の幕を採用。後ろのミラーボールが透けて見える新感覚のデザインだ。本邦初公開のレーザーアニメーションが流れ、未来的なシアタールームを体感できる。
世界的数学者 ピーター・フランクル氏が手掛けた「STUDY」。踏むと模様が変わる床や、世界の国々や世界遺産が学べる地図、自由に描ける黒板などがあり、子供の知的好奇心を刺激する工夫が随所に溢れる。
「ピーターさんからの挑戦」と題した自著の数学の問題や、大きなマッチ棒を使って解く問題も展示。子供だけでなく大人も一緒に楽しめる。
インテリアコーディネーター荒井詩万氏がプロデュースした「WONDERLAND」。3つの扉によって空間が仕切られ、リビングや寝室などに繋がっている。
リビングはイスが宙を舞うという、非日常の演出。様々な花や柄があしらわれ、カラフルな色使いや家具の見せ方が楽しめる。大人でも思わずワクワクしてしまう不思議な雰囲気だ。
ベッドルームにはフレグランスが漂い、五感で体感できる空間に。ピンク、ブルー、オレンジと花が持つ色の繋がりを考えてコーディネートされた壁紙のデザインも注目したいところ。
1939年創業の古書店、「小宮山書店」代表の小宮山慶太氏が手掛けた「ART」。「都市×アート」をコンセプトに、同店で販売する新進気鋭アーティストの作品をセレクト。
ダイニングキッチンはブルックリンをイメージ。レンガ、木素材と黒を組み合わせた家具などが織りなす空間にアートが融和し、洗練された印象に。
ベッドルームはロンドンをイメージ。モノトーンを基調としたモダンな空間に、ロックなアートで表現。インテリアにアート作品を取り入れるコーディネートのテクニックは大変参考になりそうだ。
今回のリニューアル第1弾「”部屋がエンターテイメントになる”ROOMDECO COLLECTION 2018’SPRING~SUMMER‘」は8月19日まで開催。
子供から大人まで楽しめる体感型ショールームで、インテリアをもっと短かに感じてみてはいかがだろうか?