ここ15年くらい、メディアでは熟年離婚の増加が叫ばれていますが、世界と比べてみたら実は日本は「スピード離婚大国」だということが判明しました。
【出典】OECD「Family Database」の資料を元に作成
OECDが世界39カ国を対象にした調査によると、日本の“離婚した夫婦全体”における“結婚1年未満で離婚した夫婦”の割合は6.2%と世界平均0.7%の約9倍になっています。また、“離婚した夫婦全体”における“結婚5年未満で離婚した夫婦”の割合は32.6%と世界平均17.7%の倍近くとなっています。
もちろん、国ごとにそもそもの離婚率に違いがあるので一概に比較することは難しいですが、それでも日本のスピード離婚率の高さがわかると思います。一方、結婚20年目以降に離婚した人は世界平均を大きく下回っています。
なぜ、日本のスピード離婚率が高いのかはよくわかっていません。
しかし、スピード離婚の理由の一つとして理想の結婚像と現実の結婚生活に耐えられなくあることが挙げられており、相手の心の深いところ(素の部分)をよく知る前に結婚してしまい、結婚後にそれを知って幻滅してしまうという例が多いのかもしれません。
【参考】
OECD「Family DATEBASE」
http://www.oecd.org/els/family/database.htm