「エモい」という言葉は、三省堂が実施した「今年の新語2016」で2位に輝き、ここ数年で生まれた浸透した若者言葉だと思われている。

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(画像)「1996−2001」/イースタンユース

しかし、ちょっと待ってほしい。
記憶が確かなら、どう考えても少なくとも僕が大学生の頃(2004年頃)には普通に使われていた言葉のはずだ。

もともと、「エモい」は音楽のジャンルに「Emo」を語源にしており、「Emo」は「Emotional(感情的な)」という言葉が由来になっている。

「Emo」とは1980年代半ばにアメリカで誕生したロックミュージックの一ジャンル。日本でも1990年代半ばから後半にかけて札幌出身のバンド・イースタンユースやブラッドサースティーブッチャーズのなど活躍によって認知度が増していった。

今では音楽性が多様化してしまい「Emo」というジャンルを一括りにして表すのは難しいが、ざっくりと言うと激しい演奏にも関わらずどこか切なく感情的・激情的な演奏や歌唱をする音楽を指す。
もともと、エモバンドの激情的・感情溢れるパフォーマンスに対し「エモい演奏」「今の歌い方がエモい」みたいな使われ方をしていたが、それが他の音楽ジャンルにも広がっていき、さらに音楽以外のジャンルにも使われるようになった。(厳密には「ヤバイ」のニュアンスで「エモい」は誤用だと思う)


「エモい」という言葉は少なくとも僕が大学生だった2004年頃には使われていたことは確実なのだが(タワレコとかの手書きPOPでよく見た)、ではどのくらい前から使われていたのか?ネットの砂漠を漂流して調べてみた。

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(画像)「Believe in me」/the 3Some

ネット上で確認できる「エモい」の初出は1999年6月16日付の個人ブログ。
新宿HMVで行われた「the 3some」というフィンランドの3人組バンドのインストアライブのレポで登場している。
ブログの中では“ヴォーカルの息を吸う時しゃくりあげるような声が出る歌い方にエモい効果がある”との旨の記述があり、これが確認できた中ではネット上の「エモい」の初出となる。
このバンドの情報があまり出てこないので詳細はわからないが、女性ヴォーカルの3人組バンドらしい。曲も聞いてみたが「エモバンド」ではなさそうだった。いきなりネット上の初出が(エモバンド以外に用いる)応用系としての用例だったので、少なくともこのブログ主の界隈では「エモい」は頻繁に用いられていたと予想される。

確認できた範囲でのネット上の初出は1999年だったが、レコード店のPOPや、音楽専門誌(海外アーティストのインタビューの翻訳でありそう)などではもっと古い用例もあるかもしれない。
しかし、「エモい」という言葉が少なくとも20年近く前には音楽好きの間では使われていて全然新語じゃないことは分かってもらえたはずだ。


参考:2010年12月12日「Bounce」 
2018年4月12日「ORICON」



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