天下人となった徳川家康が、江戸城から移り住んだのが静岡市の駿府城であり、大御所政治を行った舞台であることは、歴史上でおなじみ。その駿府城の天守閣での発掘調査が2016年8月から実施されています。
駿府城には、江戸城をしのぐ日本一の大きさを誇る南北約68m、東西約61mの石垣を持つ天守台があり、家康公の駿府城で没後400年あまりを経ての初めての大型調査となっています。これまで歴史的価値が高い「金箔瓦」なども発見されていて、調査開始から2年弱で17万人を超える見学者らが来場しました。
通常、一般人が発掘調査に参加することができないのが、2018年8月から10月にかけての12日間限定で誰もが参加できる「体験発掘」が行われます。ちなみに、来年は発掘調査のスケジュール上、開催予定がなく、今回が最後の機会です。
体験内容は約1時間で、駿府城の紹介ビデオや展示の見学後、発掘作業を約25分と瓦の拓本(たくほん)取りを約15分行います。雨天の場合は発掘の代わりに瓦の洗浄を体験。中学生以上に限定限定販売のガイドブック(500円)が進呈されるほか、拓本体験記念シートや発掘現場限定オリジナルグッズが参加特典となっています。
開催日は、2018年8月から10月の第2、第4土曜日・日曜日で、各日4日前までに事前申し込みが必要。各日午前と午後の2回実施する。体験料金は中学生以上1,000円、小学4〜6年生500円で、小学生は中学生以上の同伴が必要。参加人数は各回30人。申し込みは、静岡市コールセンター(054-200-4894、8時〜20時)まで。
静岡市 駿府城発掘調査
駿府城について