中国人の健康志向はなかなか強い。つくづくそういつも感じるのが、スーパーやコンビニなどの「お茶ペットボトル」コーナーです。

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さすがお茶の国、中国には、鉄観音(烏龍茶)や緑茶、茉莉花(ジャスミン)茶などの定番から、マニアックなお茶までさまざまな茶葉のペットボトルが並んでいます。その中でも「蜂蜜入り」「蜂蜜檸檬茶」「柚子茶」などをよく目にします。

日本でお茶のペットボトルというと、お茶以外なにも入っていない、例えば緑茶だと、もちろん無糖であり、緑茶ならではの渋さが味わえるのが魅力です。しかし、中国では緑茶であっても、柚子やら檸檬やら、蜂蜜や生姜まで入れてしまって販売されているものが多いです。

お茶本来の味が損なわれるようで、これが実はありがたいことも。

例を挙げると、喉の調子がちょっとおかしい時や、風の引きかけの時など。柚子や蜂蜜、生姜などは喉に効きます。ダイレクトに飲むと正直おいしくなくても、ペットボトルだとけっこう飲みやすくなっています。よく考えると、緑茶そのものにも喉への殺菌効果があって、さらに蜂蜜や生姜などにも殺菌効果、まさにW効果です。さすが漢方の国、かも。

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もっと喉の調子を良くしたい人には、生姜そのもののお茶、また生姜茶も袋入りで1袋から販売されています。お湯で溶かして簡単に飲めます。ただ夏に飲むと、喉には確かに効くけれど、身体まで火照ってくるので要注意です。