上海の高層ビル群が並ぶ黄浦江沿いの「浦東」地区は、夜景がとてもきれいです。対岸の外灘から眺めるのが定番ですが、黄浦江を行き来する船の上から観るのはまた格別。

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おすすめは、浦東地区から外灘地区を運航する「渡し船」東金線です。渡し船はいくつかの路線があるので、間違えませんように。料金は2元で、入口の切符売り場で購入します。

実際に、浦東地区から乗ってきました。ちょうど船が出たあとだったので、前の方で待っていたら、後ろからどんどん人がやってきて、待合スペースに入り切らないレベルに。おそらくほぼ全員が中国人。そして、船が着いてゲートがオープンした途端、ほぼ皆が一目散に船の2階にあるデッキに“突進”していきました。なんとか負けじとデッキの最前列に立つことができたものの、後ろまでギッシリと人がいました。

そして、出港。ちょうど夜が更けてきて、夜景がとてもきれいな時間帯でした。皆がカメラやスマホでなんとかきれいに撮ろうと前に前に押し寄せ、何度も背中を押されました。といっても、後ろに引き返すこともできないのでただひたすら耐えていたら、後ろから罵声と鳴き声と悲鳴まで聞こえてきて、まさに戦場。

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我慢を知らない国民性の人々で満員の船上デッキ、とにかく着くまで大騒ぎ。数分足らずの船上クルーズが終わると、サッサと出ないとスタッフに怒られました。次に船に乗る人々も大量に待ち構えていました。奇しくも土曜日。

片道たった2元、水上から眺める上海のライトアップはまた素晴らしいものがあります。ただし、のんびり眺めるというにはちょっと程遠い感じでした。