LIXILは国際連合児童基金(ユニセフ)と、世界の子どもたちの衛生環境の改善に向けて、新しいアプローチで取り組むグローバルパートナーシップを締結。
LIXILとユニセフによる合同記者発表会が7月26日、昭和女子大学付属昭和小学校にて開催された。
 
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<握手を交わすLIXILの瀬戸欣哉社長(右)とユニセフのシャネル・ホール事務局次長>

ユニセフによると、世界では未だに23億人(約3人に1人)が安全で衛生的なトイレのない生活を送り、そのうち8億9,200万人が日常的に屋外での排泄を余儀なくされているという。
発展途上国に安全で清潔なトイレを広める取り組みとして、LIXILはユニセフと提携。日本企業とユニセフによるパートナーシップの締結は初となる。

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極度の貧困を示す屋外排泄。5歳未満の子どもの死亡のうち、水と衛生に起因する病気が圧倒的に多いのだそう。さらに女性が屋外で排泄する際には襲われるといったリスクもあるとのこと。
今回のパートナーシップは「Make a Splash! みんなにトイレを」と名付けられ、LIXILとユニセフがそれぞれの強みを活かしながら活動を展開。
衛生市場を確立するとともに、LIXILが開発した低価格の簡易トイレ「SATO(サト)」をまずはエチオピア、タンザニア、ケニアの3カ国で普及させていく。

LIXILの瀬戸欣哉社長は「ユニセフが持つネットワークを通じて、世界の衛生環境を改善し、全ての人々の生活の質の向上に貢献できたら」と強調した。

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昭和小学校の児童(4〜5年生)を対象とした特別講習も開催。未だに多くの子どもたちが置かれている世界の衛生環境が、クイズなどを交えわかりやすく伝えられた。

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特別講習後には、世界の多くの人々が屋外で排泄を余儀なくされている現状を考えることを目的とした、「シースルートイレ」を児童らが体験。
これは四方をマジックミラーで囲んだトイレで、外からは見えないが内側から外を見渡すことが可能。屋外での排泄を疑似的に感じることができる。
体験した児童からは「みんなに見られているのが恥ずかしい」「恥ずかしくてトイレができないと思う」という感想が聞かれた。