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以前、野村萬斎さんについて調べてみたを書いたのですが…、先日、2020年 東京五輪・パラリンピック開閉会式のチーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターに就任されたと発表された事を記念して、再び野村萬斎さんの事について掘り下げてみたいと思います。

様々なインタビュー記事やご出演された番組などを徹底的にリサーチし、あくまで筆者が個人的に「へ〜」と気になった情報を勝手に10個ピックアップ!

読んでくださった方に再び野村萬斎さんの多面的な魅力が伝えられると良いなと思います!


●野村萬斎さん情報1
狂言の世界には『40(歳)は鼻たれ小僧』という言葉があるという。
「気負いがあるうちは駄目ってことです。何だか脂ぎって笑わせてやろうとか格好よく見せようと計算しているうちは駄目なんでしょうね。
そういうものを通り越した境地には60歳、70歳になって迎えられるものなんでしょうね。でも長い道のりだからこそ、やりがいがありますよ」と語っている。
参考:「日刊スポーツ」(2001.09.30)


●野村萬斎さん情報2
生活の中に狂言が組み込まれており、10代のころは親の言いなりになることに反発も覚えた時期もあるという。
「個性を否定してプログラミングするわけですから、精神的にはつらい。個性の前にまず性能を上げろということですから。暴力的な反抗を考えたことさえありましたよ」。
また、バスケットボールに夢中になり、ロックバンドも結成。
けいこで腹が立つ事があると大音量でエレキギターをかきならす事もあったという。「そうやって発散してました。でもギターはあまり指が回らなくて、早弾きができないので挫折しましたけど(笑い)」。
参考:「日刊スポーツ」(2001.09.30)


●野村萬斎さん情報3
アウディA8が好きで所有しているという。
「コクピットが好きですね。戦闘機の操縦席というか、宇宙飛行士になったような気分になります。」
車は他にも複数台所有しているが、ほとんどA8がお供になるという。
参考:「メンズEX」(2005.06)


●野村萬斎さん情報4
過去、あまりの稽古の厳しさにデートをキャンセルせざるを得ず、代わりに母親に行ってもらった事があるという。
参考:NTV「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」(2012.11.03)


●野村萬斎さん情報5
女きょうだいに囲まれていたので、幼少期は人形遊びもよくしていたという。
「姉たちがリカちゃん人形をつかって、わたるくんというボーイフレンドを取り合いするメロドラマを展開するんです。
僕はわたるくんの弟の人形を持って参加しているんですが、上の姉より6歳下のチビだったのでセリフを与えられず眺めてるだけでしたが面白くて。
近所の子が遊びに誘いに来る時も、狂言の稽古とリカちゃんごっこがある時は『今日は忙しいから』と断っていました。」と語っている。
参考:「週刊文春」(2016.10.13)
また、妹・葉子に対しては口調がオネエになっているという。
「姉と妹に囲まれている生活で、女子の中にいる方が楽」だとも語っている。
参考:TBS「A-Studio」(2012.11.09)


●野村萬斎さん情報6
狂言について、「型にはまって表現様式を身につける10〜20代、プログラミングされたものを実践し始める30〜40代を経て、最終的には型を凌駕(りょうが)し、方法論を超えた内なる部分を見せるのが目指すところ」と語っている。
参考:「毎日新聞」(2016.04.23)


●野村萬斎さん情報7
体づくりや健康のために何かしていますか?という質問に
「リンパマッサージや整体に通います。特に狂言以外の仕事は体の使い方が変わるので。狂言は体幹が鍛えられ、演じる中で腹の底から笑うので、体にいいようです。
何もしなくても体脂肪率は一桁だったのが、10%を超えるようになりました。以前は暴飲暴食もしていましたが、今は夕飯が遅い日は脂物を食べないようにしています。」と語っている。
また、声のために睡眠時間を最低5時間は確保するとも。
参考:「からだにいいこと」(2013.11)


●野村萬斎さん情報8
父から子へ、口伝という方法で代々うけつがれてきた狂言。
いつも稽古は夜9時以降に一人で行う。稽古を終えると深夜1時からランニングも。
番組では、門外不出とされる幻の狸のお面をかぶり、代々家に伝わる254演目の頂点、究極の秘曲「狸腹鼓」に挑んだシーンや、長男・裕基に稽古をつけるシーンも見られた。
この家に生まれた男児にとって狂言は避けて通れない道で、野村萬斎もまたその宿命に苦しみ戦い続けてきたという。
ちなみに野村萬斎はプロフェッショナルとは何かと問われると、「諦めないこと」と語っている。
参考:NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」(2014.12.15)


●野村萬斎さん情報9
普段も腹から声が出ており、その声で人に気づかれたり、振り返られたりするという。
参考:「毎日新聞」(2016.04.23)

ちなみに野村萬斎本人によると、自身の声は特殊らしく、足の裏からも音が出ているため響くという。
参考:NTV「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」(2012.11.03)


●野村萬斎さん情報10
大ヒットした「シン・ゴジラ」でゴジラを演じて話題になった。
といっても、着ぐるみの中に入ったのではなく、モーション・キャプチャーという技術で、特殊スーツを着て動き、その動きをデジタル記録化してゴジラのCGに入力。神々しい動きを期待されての起用だったという。
「天地人を意識して、すーっと移動すると神に見えるんでしょう。
もっとも、ゴジラの撮影は半日で終了。特殊スーツを着るのに1時間、カメラを回したのは3時間くらいで、あまり出演したという実感はなかった」と語る。神様っぽいゴジラにするために萬斎が「竜が玉を持っているイメージ」を提案し、手のひらを上に向けたゴジラが初登場する事となったという。
参考:「北海道新聞」(2017.04.08)


以上、野村萬斎さん情報10選でした。

お仕事に関する事からプライベートな事まで、改めて萬斎さんの魅力満載の情報10選をお届けいたしました!

日本の伝統文化にも精通しているという事で、萬斎さんが総合統括に選ばれたといい、五輪とパラリンピックの四つの開閉会式が起承転結のあるものにするため、萬斎さんがチーフとして演出に携わる人の意見をまとめるとの事。他、聖火台のデザインについても考えるそうで、これからやる事満載の様子。
いつかご本人様にインタビューさせていただける機会があれば、こういった大仕事や大舞台に備えて活動していく時、とてつもなく大きなプレッシャーもあると思うので、モチベーションの維持の仕方、メンタルを保つコツなどについてお伺いしてみたいなと思いました。
Nicheee!は、野村萬斎さんを応援しています!!!

(Written by マス・D・タカシ)