東京には日本酒の蔵がおよそ10社もあるってご存知でしたか?
しかも東京23区内でも日本酒が醸されているのです!
しかも東京23区内でも日本酒が醸されているのです!
東京の日本酒の蔵が一堂に会した貴重なイベントが、江戸の総鎮守・神田明神で7月28日に開催されました。
一般財団法人「日本のSAKEとWINEを愛する女性の会 」(通称:SAKE女の会)の発足2周年を記念したイベント「大江戸東京 粋な酒祭り〜Feel the Deep Tokyo〜」です。
一般財団法人「日本のSAKEとWINEを愛する女性の会 」(通称:SAKE女の会)の発足2周年を記念したイベント「大江戸東京 粋な酒祭り〜Feel the Deep Tokyo〜」です。
東京には日本酒の蔵が11社、東京(伊豆諸島)の島酒が10社あり、いずれも地酒として親しまれています。
今回はイベントで発見した、意外と知られていない東京の日本酒を紹介します!
今回はイベントで発見した、意外と知られていない東京の日本酒を紹介します!
・「豊島屋本店」
1596年に江戸の神田鎌倉河岸(現在の千代田区内神田)で酒屋兼居酒屋として創業した東京最古の酒舗。
東村山市の酒蔵で醸しています。「金婚正宗」は神田明神・明治神宮の唯一の御神酒です。
イベントではスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーとのコラボ日本酒「豊島屋十右衛門」が先行発売され、注目を集めていました。
東村山市の酒蔵で醸しています。「金婚正宗」は神田明神・明治神宮の唯一の御神酒です。
イベントではスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーとのコラボ日本酒「豊島屋十右衛門」が先行発売され、注目を集めていました。
・「豊島屋酒造」
昭和初期に設立された東村山市の蔵元。「屋守 純米吟醸直汲み 雄町生」「屋守 純米吟醸 火入れ」などを試飲できました。
・「神田豊島屋」
神田明神のお膝元で「利他」を販売。「利他」を飲めるのは実は神田周辺の飲食店のみ。
写真下は神田豊島屋の木村さん。ボトルのラベルもおしゃれです〜!
写真下は神田豊島屋の木村さん。ボトルのラベルもおしゃれです〜!
・「小澤酒造」
1702年創業。自然豊かな奥多摩(青梅市)の地で、上質な日本酒を造り続けています。
「小澤酒造」といえば「澤乃井」が有名ですが、イベントでは「涼し酒」「純米 本地酒」「純米生酛 元禄」と贅沢なラインアップ(写真下)で楽しめました。
「小澤酒造」といえば「澤乃井」が有名ですが、イベントでは「涼し酒」「純米 本地酒」「純米生酛 元禄」と贅沢なラインアップ(写真下)で楽しめました。
・「石川酒造」
1863年創業。福生市に国の登録有形文化財に指定された建造物を6棟有する歴史ある酒蔵。
「酒飲みのテーマパーク」として知られ、「多満自慢」で知られる日本酒だけでなくビールも製造しています。
イベントではりんご酸の効いたにごり酒の新商品「ふわる白」(写真下)が飲みやすいと喜ぶ女性がいれば、東京のクラフトビールを飲み比べる男性もいて、かなり盛り上がっていました。
「酒飲みのテーマパーク」として知られ、「多満自慢」で知られる日本酒だけでなくビールも製造しています。
イベントではりんご酸の効いたにごり酒の新商品「ふわる白」(写真下)が飲みやすいと喜ぶ女性がいれば、東京のクラフトビールを飲み比べる男性もいて、かなり盛り上がっていました。
・「野口酒造店」
府中市の大国魂神社近くにある蔵元。
府中市の大国魂神社近くにある蔵元。
「国府鶴 純米 中屋久兵衛」や「純米吟醸 國府鶴」などが試飲できました。
・「田村酒造場」
福生市の玉川上水のほとりにある蔵元。
福生市の玉川上水のほとりにある蔵元。
「東京和醸」「幻の酒」などが試飲できました。
・「野崎酒造」
あきる野市にある明治17年創業の蔵元。
あきる野市にある明治17年創業の蔵元。
「喜正 純米吟醸」などが試飲できました。
・「小沢酒造場」
1926年創業の八王子市の蔵元。
1926年創業の八王子市の蔵元。
「桑乃都 純米 八王子城」や「桑乃都 特撰 吟醸」などが試飲できました。
・「中村酒造」
あきる野市の鮎釣りの盛んな清流秋川の流域にある蔵元。
あきる野市の鮎釣りの盛んな清流秋川の流域にある蔵元。
「千代鶴 純米吟醸」「高尾山 純米 生」などが試飲できました。
・「東京港醸造」
都心で唯一の酒蔵。
都心で唯一の酒蔵。
2011年に東京都港区芝に日本酒の酒蔵が開業。
鉄筋コンクリート4階建てビル内で東京の水を使い、徹底した温度管理のもと、年間を通し酒造りをしています。
平日夜には蔵に駐車しているキッチンカーを利用して簡易的な角打ちを営業しているそうです。
鉄筋コンクリート4階建てビル内で東京の水を使い、徹底した温度管理のもと、年間を通し酒造りをしています。
平日夜には蔵に駐車しているキッチンカーを利用して簡易的な角打ちを営業しているそうです。
イベントでは「純米吟醸原酒 江戸開城 山田錦・雄町米」「純米吟醸原酒 江戸開城 夏酒 雄町米」を試飲できました。
個人的にはラベルもおしゃれな「palla-Casey」(写真上)という酸が強めの生酛速醸がとても気になりました。(しかし大人気のようで、残念ながら試飲はできませんでした)
個人的にはラベルもおしゃれな「palla-Casey」(写真上)という酸が強めの生酛速醸がとても気になりました。(しかし大人気のようで、残念ながら試飲はできませんでした)
八丈島、三宅島、新島、大島などの焼酎もズラリ!
こんなにあるんですね!
こんなにあるんですね!
豪華著名人もイベントに参加され、祝福の乾杯!
写真上は右から服部栄養専門学校の理事長・服部幸應さん、理事である俳優の辰巳琢郎さん、「SAKE女の会」の代表理事・友田晶子さん、「オテル・ドゥ・ミクニ」の三國清三シェフ。
イベントのテーマが「東京」なので、関係者は江戸切子の酒器で乾杯しておりました。小笠原諸島の焼酎や珍味の「くさや」など、江戸の特産物も勢揃いしていました。
まだまだ知らない東京のお酒。2020に向けてもっと勉強しなければと思ったイベントでした。
日本酒のアテと言えばチーズ。
イベントにはチーズマンまで来場!
イベントにはチーズマンまで来場!
≪筆者プロフィール≫
▪タッキー

国際きき酒師(英語)&きき酒師。
飲食ライター歴20年の食いしん坊バンザイ!記者&PRプランナー。
日本酒やワインなどもこよなく愛す。
テレビ番組などにも出演中。