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ヤマシンフィルタは、8月31日と9月1日の両日、東京ビッグサイトで行われた日経IR・投資フェア2018にて「大学生創作落語・大喜利選手権2018」を開催した。
このイベントでは各大学の落語研究会の学生たちが、建設機械の油圧フィルタで国内シェア1位を誇る「ヤマシンフィルタ」をお題に創作した落語・大喜利を披露するというもの。笑いを通じて学生目線で企業の魅力を伝え、ニッチな産業でトップシェアを誇るヤマシンフィルタの理解を深めることが狙いだ。

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作動油や潤滑油の濾過用フィルタの専業メーカーである創業1956年の「ヤマシンフィルタ」。建機用油圧フィルタで国内シェア70%と圧倒的な強みを発揮する。
砂ぼこりが舞う建設現場では、建設機械にある油圧機器のオイルの中に砂や土、鉄粉が紛れ込んでしまいがちだ。そのままの状態で油圧機器を動かすと性能の低下を引き起こすことになってしまう。実際に建設機械の故障の約7割がオイルの汚れによるものと言われている。「油圧フィルタ」はそのオイルの汚れをろ過して建設機械の故障を防ぎ、人間の体に例えると腎臓のような役割を果たす。

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ヤマシンフィルタは1978年、業界初となるガラス繊維「ろ材」でフィルタを生産。この「最適ろ材」を自社開発する技術力こそが、同グループが建機用フィルタにおいて国内トップシェアとなった原動力になった。そして2017年、新素材「ヤマシンナノフィルタ」を開発。これまで建機用油圧フィルタという、ニッチな産業が中心だったフィルタ事業が同素材の開発により、農業・建材・車・アパレル・医療・社会インフラ・情報通信・エレクトロニクスなどの幅広い分野に革新をもたらすことが期待されている。

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会場では新素材「ヤマシンナノフィルタ」が披露された。まるで綿あめのような軽さで、大変柔らかい繊維だ。

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メインイベントでは予選会を勝ち抜いた各大学の落語研究会の学生が、ヤマシンフィルタをお題にした落語・大喜利を創作。プロ顔負けのクオリティで、笑いを交えながらヤマシンフィルタの魅力が伝えられた。優勝者には副賞としてセブ島旅行が贈呈されるとあって、学生たちの熱い戦いが繰り広げられブースは超満員に!ユーモアたっぷりの大喜利が訪れた大勢の見物客の笑いを誘った。

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司会を務めたのは「兜町カタリスト」編集長の櫻井英明氏と落語家真打 桂扇生師匠。扇生師匠による落語の実演も行われた。

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イベント終了後、ヤマシンフィルタ代表取締役社長 山崎敦彦氏に、今回の大学生創作落語・大喜利選手権の目的や同社が求める人材などについて話を伺った。

1.大喜利というイベントを開催されたきっかけを教えていただけますか?
―中高年層の投資家様がメインということもあり、その年代の方がより親しんで頂けるように、落語・大喜利というジャンルでお伝えすることにしました。また、わかりにくい事業内容も話の筋道がある「落語」を通して説明することでヤマシンフィルタについて楽しく理解して頂きたい、というのもコンセプトです。

2.ここ数年で学生の就職活動スタイルが変化しているようですが、御社に入社する新入社員にも変化が見られますか?
―当社は2014年に上場したのですが、それ以前よりも採用する学生の大学の幅は広がりました。より多くの個性や可能性を持った学生に来てもらいたいと考えています。

3.良い人材を確保するために大切なことがあれば教えてください
―いわゆる偏差値の高い大学出身の学生を採用することよりも、入社後に社員をどうやって育てるか、といった入社後の教育面の方が重要ですね。

4.どのような学生を求めていますか?
―当社は製造業なので、とにかく現場・現物主義なんです。机の上でやみくもに考えるだけでなく、実際に現場に行って、自分の目で見て考えることができる人材を求めています。受け身ではなく自ら率先して現場に飛び込み、意見をする人材が望まれますね。当社は「出る杭は打たれる」といった風潮は全くなく、「いいものはいい」と受け止める社風なので、若い人でもどんどん意見を言ってもらいたいです。

5.新製品を開発するにあたり、大切にされていることがあれば教えてください
―これも現場・現物主義です。オフィスで考える前にまず現場でニーズを知り、試作をすることが大事。理屈よりもまずは行動です。新しく開発した新素材「ヤマシンナノフィルタ」もそのようなスタイルで誕生しました。

6.社会に出る前、学生のうちに経験しておいた方がいいことはありますか?
―時間があるうちに海外に行って、できるだけ多くの人やモノ、シチュエーションに触れあった方がいいですね。海外に行くと飛行機に乗り遅れたり、荷物を紛失したりと色々なアクシデントに遭遇する場面も多いですが、そういうことを経験して逆境に強くなることがとても大事かと。「それがどうした!」というような逞しさやふてぶてしさはビジネスにおいても大切ですから。


建設機械用の油圧フィルタでトップシェアを誇り、フィルタビジネスを通して社会に貢献する「ヤマシンフィルタ」。新素材「ヤマシンナノフィルタ」の開発により、幅広い分野に革新をもたらすことが期待されている。同社の今後の展開にますます注目したい。