ニンジン・ピーマン・カリフラワー・・・色んな野菜があるけれど、地域によってよく食べる野菜に差があるのだろうか?
総務省の家計調査で県庁所在地の各野菜の購入数量(g)を発表しているので、数ある野菜のうちどの野菜を一番購入しているのか調べ、それを各県に置き換えて地図にしてみた。

yasai.map

意外にも47都道府県中38都府県がキャベツを一番よく食べているという結果に!北海道、青森県、石川県、三重県、奈良県、岡山県、長崎県、沖縄県の8道県は玉ねぎを一番よく食べているという結果になった。

そして唯一、岩手県だけが野菜の中で大根を一番食べているという結果になった。

なぜ岩手だけ・・・

盛岡市の家庭の大根の購入数量は18,071g(2015〜2017年の平均)で全国トップ(全国平均13,098g。2位の宇都宮市が16,897g)

岩手県にはあまり大根のイメージはなかったが他の県よりよく食べているのがわかる。
調べてみると、岩手県岩泉町には安家地大根(あっかじだいこん)という赤くて固くて辛みが強い個性派大根があることがわかった。

また、岩手や秋田の一部地域には大根を山ぶどう果汁に漬けた漬物を作る地域があるらしい。さらに、西和賀町の名物「大根の一本漬け」は名物として有名だという。思い出してみると盛岡冷麺にも大根が載っていることが多い気がする。

調べてみた結果、思ったよりも地域ごとに大きな差は出なかったが、健康のために野菜を食べた方がいいことは間違いない。


【出典】
総務省統計局家計調査(平成27〜29年平均)


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