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2018年もドラフト会議での目玉となった若き逸材達を巡る白熱した争奪戦。
リーグ2位のソフトバンクが広島カープを完膚なきまでに打ちのめした挙句、敵地で盛大に胴上げを見せつけてやった日本シリーズなど秋のポストシーズンも大いに盛り上がりを見せたプロ野球。

そして もう一つの秋の風物詩といえるのが解雇された外人助っ人の帰国を伝えるニュースともいえるだろう。(空港で撮られた哀愁漂う写真とか・・・)


毎年 大量に解雇される各球団の愛すべき助っ人たち・・・

活躍を期待され高額な年俸で獲得されたにも関わらず日本の野球に順応できないまま結果を残せず首脳陣から干される選手も少なくない。

しかし、そういった助っ人に限って練習熱心で生真面目な性格であったり、チームにも溶け込んでいたりなど愛されるキャラが多い傾向にあるので、不振から抜け出せずたった一年でチームを去ってしまうのは少し、野球ファンとして やるせない気持ちになってしまうのが実情である。

そんな野球ファンの赤裸々な思いはさておき、今回は改めて2018年シーズンの総括として年俸とシーズン成績が悪い意味で反比例している助っ人を打者・投手別で、3位までランク付けしていきたいと思う。

題して「コスパの悪い外人助っ人ランキング2018」!


コスパの悪い外人助っ人ランキング2018 打者部門!

1位  ウィリン・ロサリオ(阪神タイガース)
シーズン成績:75試 打率242  8本塁打 40打点
シーズン年俸:3億4,000万円
韓国リーグで2年連続30本塁打を放ち、その実績を買われて球団助っ人史上最高額の年俸で入団したが蓋を開けてみれば外角のスライダーに全く対応できないなど弱点が露呈しまくって期待外れな成績に終わった。

2位 アレックス・ゲレーロ(読売ジャイアンツ)
シーズン成績:82試 打率244  15本塁打 40打点
シーズン年俸:4億円
昨年は中日で本塁打王を獲得。シーズンオフに高額過ぎる年俸を要求し中日との交渉を決裂させた挙句、大富豪球団 読売に加入した金の亡者でもある。
読売では素行の悪さや不真面目な態度が悪目立ちし、高橋監督との面会を拒絶するなど完全なるトラブルメーカーとして問題視された。

打撃成績を見ても非凡なセンスを発揮できず、得点圏打率は.203とチャンスにも滅法弱い。
こんな銭ゲバ助っ人と複数年契約を交わした読売。来季はどうやって彼を操縦していくのか見ものだ。

3位 マット・ドミンゲス(千葉ロッテマリーンズ)
シーズン成績:37試 打率190  7本塁打 16打点
シーズン年俸:9200万円
6月上旬までは好調を維持していたものの、若手中心に起用していく采配方針から、なかなか試合に出場する事ができず、失速するなど長打力不足に喘ぐチームの救世主にはなれなかった。


コスパの悪い外人助っ人ランキング2018 投手部門!

1位 デニス・サファテ(福岡ソフトバンクホークス)
シーズン成績:6試 防御率 3.00  1勝0敗 5S
シーズン年俸:5億円
昨年はクローザーとして驚異の54Sをマークするなど圧倒的な安定感をマウンドで発揮し、チームの日本一に大きく貢献したサファテ。今年の3月には2019年から3年契約を結ぶことも発表されたのだが今季は4月26日に右股関節唇の修復手術を受け、米国でリハビリ中のままシーズンを終えた。

来季からの巻き返しを期待という意味を込めて1位にしてみた。

2位 エドガー・オルモス(千葉ロッテマリーンズ)
シーズン成績:2試 防御率7.71   0勝2敗
シーズン年俸:6700万円
ジョニーデップ似のダンディーなルックスで一時期は女性ファンも多かった。
しかし、野球においては結果的に一勝をあげることも叶わなかった。

5月の西武戦の先発マウンドに上がった際は初回に大きなモーションの隙を突かれ、3盗塁を許して一挙4失点。2回には2度のけん制悪送球を犯すなどして井口監督もこれにはお冠。この試合以降 彼を一軍のマウンドで見た者はいないという。

3位 レオネル・カンポス(広島東洋カープ)
シーズン成績:1試 防御率0.00   0勝0敗
シーズン年俸:4500万円
メジャーでは救援投手として活躍した実績を評価され入団したにも関わらず、シーズンが開幕しても外国人枠の関係からか まともに出番を与えられず僅か1試合(1イニング)の登板のみに終わった。

これでは「Youは何しに広島へ?」と疑問を抱かれても仕方ないだろう。
ちなみに同じく広島の新外国人フランスアは年俸800万円程度にも関わらず目覚ましい活躍を見せてくれた。

※ランキングの順位選定は全て筆者の独断によるものですのでご了承下さい。
※上記に記載されている選手の年俸は全て推定の金額です。