去る10月28日、東京・大田区の「東京流通センター(TRC)」にて、『M3-2018秋』が開催された。

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「M3」とは、現在毎年春と秋に開催されている「音系・メディアミックス同人即売会」で、1998年3月に第1回が開催され、今年で開催から20周年を迎えた同人イベントである。
プロ・アマを問わず、毎回様々な音楽愛好家が“参加”している。
「M3」という名称も、「Music Media-mix Market(音系・メディアミックス同人即売会)」の頭文字を取ったものである。
去る4月29日には、20周年を記念した「合同打上」も開催された。

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(M3祝20周年記念オリジナルラベルビール)

“音系”とは一体何なのか? M3公式サイトによると、「音でなにかを表現しようとする全てのサークルを総称するジャンル名」。音楽のジャンルは不問(オールジャンル)。表現方法は楽器や歌の演奏のほかアレンジ・コラージュなど様々で、頒布媒体も、CDやDVD、さらにカセットテープまで、とにかく幅広い。

まず、サークル出展中のブースの様子を、写真で簡単に紹介する。サークル出展はTRCの第一展示場、第二展示場の2か所で行なわれる。
M3は企業の出展枠もあるが、今回は“企業”以外のサークルを紹介する。

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(Ariabl'eyeS)

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(帝国音楽堂)

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(音ゲームマー)

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(Cheese In Psycho)

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(MCL)

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(Shining Notes.)

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(給食当番)

音楽ジャンルは前述の通り全くのオールジャンルであるが、サークル配置は同じジャンル同士近くに固まる傾向があるようだ。

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例えば、こちらのチップチューン歌唱ユニット「バーチャルボーイズ」は、周辺にチップチューン系の音楽を作っているサークルの出展が多かった。

ちなみに「チップチューン」とは、ざっくり説明すると、ファミコンやゲームボーイなどの“ピコピコ音”を用いた、レトロゲーム風のサウンドが特徴の音楽ジャンル。“8Bitサウンド”と呼ばれることも。

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写真の「悦楽舎」や「小林研究所」のように、チップチューンは曲作りもゲームボーイで行われることがある。

また、サークルスペースの位置によっては、出展しているサークルのパフォーマンス(生演奏)も楽しめることがある。

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(gAlAxy☆mirrorbAll)

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(Dirty Poetix)

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(三日月窃盗団)

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(recycleunquadium)

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(金色)

演奏パフォーマンスの種類もバラエティに富んでおり、「nobuhiko」はHMD「HoloLens」と、ソフトウェア「Max」と用いたMR(Mixed Reality)を出展していた。

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傍から見ると何をしているのかさっぱりわからないが、HoloLens越しに見える、空間を流れるオブジェクトを掴んだりすることで、心地よいアンビエントミュージックを奏でることができる。

他にも、M3にはサークルブース以外にも、様々なコーナーがある。
次回「中編」では、“それ以外の場所”に注目する。

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