奈良大学が、顔写真をアップロードして“仏顔診断”する特設ウェブサイト「Buddience〜仏像の顔貌を科学する〜」をこのほど公開した。

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このウェブサイトは、奈良大学で「仏像が好き!」という学生たちが集まり、2017年11月に発足したプロジェクトが立ち上げた。学生たちは、仏像の顔貌に着目し、マイクロソフト社の感情測定テクノロジー「Emotion API」を使って216体もの仏像の画像から顔貌を分析。それぞれの“感情”の平均値を算出した。

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そして、「怒り」「軽蔑」「嫌悪感」「恐怖」「喜び」「中立」「悲しみ」「驚き」の8つの指標によって数値化を実現。奈良大学ではこれをもとに「仏像顔診断」サイトを作成した。

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スマートフォンやパソコンから顔写真をアップロードすると、その表情をまず数値化する。それぞれの感情の数値が高かった仏像17種類の中から、自分の感情にフィットした仏像を探すことができる。

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奈良大学によると、「Buddha Matching」(仏像診断)による、テクノロジーで仏さまとご縁を結ぶ、新しい結縁(かちえん)の形となるとのこと。「Buddha Matching」には、奈良にある法隆寺の近藤阿弥陀脇侍や釈迦如来像、東大寺の多聞天立像などが登場する。

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仏さまのご利益に加え、テクノロジーを使っての仏像ご縁は、学生ならではのアイデア、新たな試みといえる。ぜひあなたもチャレンジしてみてはいかがだろうか。

「Buddience〜仏像の顔貌を科学する〜」