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2017年の訪日外客数は2,869万1千人、2018年も10月時点ですでに2,610万9千人を超える外国人が日本を訪れています(JNTO調べ)。2020年に向け、これからも訪日外国人の増加が予想される中、「英語を使ったボランティア活動」に関する調査が発表されました。

調査を行ったのは、日本でTOEIC Programを実施・運営する、国際ビジネスコミュニケーション協会。調査対象は全国の20代〜50代のビジネスパーソン男女500名です。

約40%が英語を使った手助け・ボランティア活動に『興味あり』と回答

「英語を使った手助け・ボランティア活動に興味がありますか」という設問に『興味がある』と回答した人が14%『やや興味がある』と回答した人が23.6%、合わせると約40%の人が興味を示していることがわかります。

英語を使った手助け・ボランティア活動に興味がありますか


実際にボランティア活動をしたことがある人は10%未満

興味ありと回答した人が全体の約40%いたにも関わらず、実際にボランティア活動をしたことがある人は10%未満。

英語を使った手助け・ボランティア活動の経験有無
 
興味はあるのに活動に参加しないのはなぜなのでしょうか?


参加しないのは「英語力に自信がない/不安だから」

参加しない理由をたずねた設問では、『英語力に自信がない/不安だから』と回答した人が63%と半数以上。その他、『ボランティア活動をする時間や機会がないから』15.5%、『タイミング・時期が合わないから』13.5%という結果となっていました。
 
参加しない理由
 
ボランティアに興味はあっても、語学力に自信がないためなかなか参加できないという方が多いようです。

ちなみに、TOEIC Listening & Reading Testで730点以上のスコア取得者に「英語を使ったボランティア活動をしたことがありますか」とたずねたところ、『経験がある』という回答が30%。
上でたずねた20代〜50代全体の回答に比べると、かなり多くの人が実際にボランティア活動に参加していました。

TOEIC(R) Listening & Reading Testで730点以上のスコア取得
 
街中でも多くの外国人を見かける今、ボランティア以外でもコミュニケーションをとる機会は増えてきます。英語で道を聞かれ、答えに困ってしまった経験がある方もいるのではないでしょうか? 

日々、少しずつでも語学力のスキルアップを目指していけば、ボランティア活動に自信を持って参加することも、街中で困っている外国人に進んで声をかけてあげることもできるようになるかもしれません。

(参考)IIBC「英語を使ったボランティア活動」に関する調査