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「男の子は青い色!、女の子は赤い色!!」って風潮、なんとなくありますよね。
トイレのマークもそうだし…、なんとなく赤い色って幼少期よりも避けてきました…。
(今は赤とかピンクを着こなせる男はオシャレ!みたいな空気感があるから、赤い服とかも着こなしてますが…)

でもこれって一体全体、誰が決めたものなのか…?
またこの風潮って日本だけではなく万国共通なのだろうか…??

気になってみたので、調べてみました。

すると、朝日新聞にどんぴしゃな記事があったので紹介します。

なんと「男=青、女=赤」っていうあの風潮は、キリスト教が発祥らしいのです…。


<<参照記事>>
◇(疑問解決モンジロー)トイレ表示…なぜ男は青、女は赤?

トイレの男女マークの色は女が赤で男は青が多いですが、どうしてですか。いつどのように決まったのですか。女でも青い服を着るし、男でも赤い服を着るのに不思議です。兄妹で好きな色は全く逆です。

○万国共通イメージ
モンジローもテレビ番組「秘密戦隊ゴレンジャー」(75年)に出てくるリーダーのアカレンジャーにあこがれたことがあったでごザル。赤は男らしい印象もあるけど、トイレも洋服も一般的には赤は女、青は男というイメージが強いな。いったい、いつごろから男は青、女は赤っていう風になったんだろうか。色彩に詳しい城一夫・共立女子短期大学名誉教授に尋ねてみた。

「これはかなりの難問で正確には分かりませんが、キリスト教から来ているのでは」。中世に欧州で描かれた聖母マリアの姿は赤のドレス、キリストは青の衣服を身につけているものが多い。信者たちがそれに影響を受けて、後に男女の違いに分かれていった。欧州などでは新生児の誕生時に男の子に青、女の子はピンクを着せる習慣が今も残っていて、それもここから来ているんじゃないかという。

かなり古くから染みついたものであるのは確かなようだ。では、青は男、赤は女というのは世界共通のイメージなの?

「ほとんど万国共通でステレオタイプに染みついています」と言うのは、千々岩英彰・武蔵野美術大教授。10年余り前、欧米やアジアなど20カ国の大学生約5400人を対象に、赤や黄、青、緑、黒、白など47色の見本を見せて、自分の好みの色や連想することなどを問う調査をしたそうだ。すると、なんと!ほとんどの国の人たちが男性を青系、女性を赤系の印象に選んだという結果が出たんだって。

「欧米、日本のいずれも色彩に寄せるイメージにさほど大きな隔たりはなかった。『色彩は言葉をしのぐ』とさえ言われることもあり、これら人類共通で持っている色彩のイメージは言葉を超えたコミュニケーションの役割を果たせるのかもしれない」と千々岩さん。
(2007.10.22 朝日新聞 東京朝刊)


あーすっきりした…。
でも色彩のイメージは言葉を超えたコミュニケーションの役割を果たせるってなんか夢のあるお話ですね。

全世界の人々が同様のイメージを持ってるって…なんか素敵やん!!