1959年1月10日に放送を開始した教育テレビ(現・Eテレ)は今年で60周年。子どもの頃はみんなお世話になったはず!また、子どもが生まれたことを機に再びお世話になっている人も多いのではないだろうか?
今回はそんなEテレの番組に関する雑学を紹介したい。

「がんこちゃん」のちょっと怖い設定・・・・

がんこちゃん

1996年4月に放送を開始した人形劇「ざわざわ森のがんこちゃん」。
内容は恐竜のがんこちゃんをはじめとした“ざわざわ森”に暮らす愉快な仲間達が、明るく楽しい珍騒動を繰り広げるというもの。
小学1年生の道徳教材としても使用されているので、学校で見たことがある人も多いのでないだろうか?

そんながんこちゃんの住む世界には少し怖い設定がある。
がんこちゃんの世界には人間が登場しないので、人類誕生よりも昔の話、あるいは地球とは別の世界の話だと思っている人も多いかもしれないが実は違う。公式HPにも書いているが、がんこちゃんがいる世界は、人類の絶滅した超未来なのである。。
2016年12月31日に放送された「がんこちゃん エピソード0」では、過去にタイムスリップしたがんこちゃんと最後の人類であるシンとスイの兄弟との交流が描かれるのだが、その中で人類が砂化してしまって滅亡したことが明きらかになった。何故、砂になるのかは明かされなかったが視聴者の間では激しい感情の変化があると砂化するのではないかと考察されている。あまりにも暗すぎる設定に驚く人も多かった。


「あずきちゃん」の原作者はあの大物プロデューサー!

あずきちゃん

1996年から1999年にかけて教育テレビで放送されたアニメ「あずきちゃん」。(BSでは1995年〜1998年に放送)
小学校5年生の野原あずさ(みんなからは「あずき」と呼ばれている)と転校生・小笠原勇之助を中心としたクラスメイトの恋愛模様を描いた作品。RAZZ MA TAZZのオープニングテーマ「素敵な君」も印象的だった。

原作は少女漫画雑誌「なかよし」に掲載されている同名漫画なのだが、その原作者はなんとAKB48などの作詞家・プロデューサーとして知られる秋元康氏。
当時、秋元氏の存在など知らなかったのでなんとも思わなかったが、その後、秋元氏の存在を知り「こんなおじさんが考えたのか・・・」と思ったものだ。
ちなみに秋元氏はコミックボンボンで掲載された異色のグルメ漫画「Oh!マイコンブ」の原作も手掛けている。まさに多才!


「にこにこ、ぷん」のじゃじゃまる・ぴっころ・ぽろりの母親が登場しない理由・・・

にこにこぷん

「おかあさんといっしょ」の中で1982年4月〜1992年10月まで放送されていた人形劇「にこにこ、ぷん」。
「にこにこ、ぷん」は、にこにこ島を舞台に、山猫の“じゃじゃまる”、ペンギンの“ぴっころ”、ネズミの“ぽろり”の3人が、ともに笑い、時には喧嘩して泣いたり、また時には冒険したりする・・・勇気と友情にあふれる物語。

実はこの3人の母親は劇中に一切登場しない。そもそも母親がいるのかどうかさえもはっきりしない。それには深い理由があるという。以下、NHKのサイトより引用する。

見ている子どもたちの家庭環境はさまざまだと考えた『にこにこ、ぷん』のスタッフたちは、主人公たちのそばに母親がいるという状況をなるべく作らないように気を遣ったそうだ。脚本の井出さんは、書籍「だからおかあさんといっしょ」(NHK『おかあさんといっしょ』制作スタッフ著1987刊)の中で語っている。

「『おかあさんといっしょ』という番組を、おかあさんといっしょに見られない子もいっぱいいるんですね。働きに出ているとか、亡くなられたとか、離婚したりとか、多いと思うんですよ。

出典:NHK アーカイブス ブログ

子どもの教育番組を制作している人の子どもに対する配慮と思いやりがうかがえる。すべての子供達に素直に楽しんでもらえるエンタメを作るために敢えて母親を登場させなかったのである。


あなたの思い出のEテレの番組は何?

60年の歴史の中で世代的に私がEテレをよく見てたのは、90年代〜00年代の初め頃まで。それぞれに思い出のEテレ作品があると思うが、個人的に特に印象に残っているのが、2000年にドラマ愛の詩枠で放送された連続ドラマ「六番目の小夜子」。
恩田睦原作の学園ミステリーで若き日の鈴木杏、栗山千明、山田孝之の演技も光っていた。ミステリーでありながらホラーテイストが強く、BGMも相まって結構怖かった記憶がある。2019年2月22日は再DVD化されるようなので興味がある方は是非見てほしい。

6番目の小夜子