愛と銃弾

近年増えてきている海外映画は、ミュージカルや音楽に関係する作品。
2018年はグレイテスト・ショーマン、リメンバー・ミー、ボヘミアン・ラプソディ、アリー/ スター誕生あたりが話題になりました。

そして…2019年イタリアからもやってきました。「ミュージカル」。
2019年1月19日から日本公開の「愛と銃弾」。
しかも、ただのミュージカルではございません。上記のミュージカル作品にはないアクションが含まれているのです。

【予告編】
 

〜あらすじ〜
ヴェスヴィオ火山を望み、太陽もマフィアも元気な南イタリアの大都市ナポリ。ハンサムなチーロは、相棒ロザリオとともに「タイガー」と呼ばれるクールな殺し屋二人組の片割れ。水産市場を仕切る「魚王」ヴィンチェンツォとその抜け目ない夫人マリアに雇われている。そして、ヒロインのファティマは夢に焦がれる若くチャーミングな看護師。 ある晩、ファティマは病院でとんでもない犯罪に巻き込まれてしまう。チーロは目撃者の彼女を消そうとする、がそのとき二人は気づく。ずっと若く純粋だったころ二人はかけがえのない恋人同士だったのだ…。
公式HPhttp://aitojuudan.onlyhearts.co.jp/より

こちらの作品はイタリアのアカデミー賞とも言われるダビッド・ディ・ドナテッロ賞で、15部門ノミネート、作品賞など5部門を受賞しています。もっと話題になってもいいと思う作品だと感じているのは私だけでしょうか。

ただ一つ気になるのは…アクション、ノワール、ロマンス、ミュージカル全てが中途半端に終わってしまうことです。

▼あの有名作品もイタリア映画です!

続 夕陽のガンマンニュー・シネマ・パラダイスベニスに死す

フランス映画は独特な世界観があり、オシャレ、ハイセンス、難解なイメージがありますが、それに比べるとイタリア映画ってあまりイメージが湧かないという人も多いと思います。

そこで、イタリア映画で有名な作品をいくつかご紹介。
イタリアネオリアリズムの代表作「自転車泥棒」、フェデリコ・フェリーニ監督の「道」、セルジオ・レオーネ監督の「マカロニ・ウェスタン」(荒野の用心棒、夕陽のガンマン、続・夕陽のガンマン)、アラン・ドロン主演の「太陽がいっぱい」(フランスとの合作ですが)、「ベニスに死す」(こちらはアメリカとの合作)、「ニュー・シネマ・パラダイス」、「ライフ・イズ・ビューティフル」…

イタリア映画という意識はしないですでに見ていた作品もあるのではないでしょうか。
(そもそも国を意識して見る人はそう多くはないと思いますが…)

▼良い映画には良い音楽!

ゴッド・ファーザー

イタリアの映画音楽といえば巨匠エンニオ・モリコーネ。
マカロニ・ウェスタンから始まり、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 、「アンタッチャブル」、近年では「鑑定士と顔のない依頼人」など、まだまだ最前線で活躍しています。

もうひとり忘れてはならない巨匠が、フランシス・フォード・コッポラ監督の「ゴッド・ファーザー」で有名な「愛のテーマ」を作ったニーノ・ロータ。フェリーニ監督作品ほぼ全ての音楽を手がけています。
ゴッド・ファーザーはイタリア(シチリア)系アメリカ人の話しです。名作です。私は年に2回は見ています。

(written by Makoto)