1964年(日本では1965年)に公開され、新たな子供たちのために旅立った「メリー・ポピンズ」が54年ぶりにスクリーンに帰ってきます!
PLトラヴァースの小説「メアリー・ポピンズ」を基に1964年に公開され、アカデミー賞13部門ノミネート&5部門受賞した映画『メリー・ポピンズ』。ウォルト・ディズニーがそのヒロイン像に惚れ込み、最も映像化を望んだと言われ、実写とアニメーションが織り交ぜられた革新的な映像と印象的な音楽やダンスで観る者の心を掴み、今もなお世界中で愛され続けている名作が55年ぶりにスクリーンに蘇る。
舞台はロンドン─ミステリアスで美しい魔法使いのメリー・ポピンズが、母を亡くし、ピンチに陥った家族のために突然空から舞い降りた。ちょっと“上から目線”でエレガントな彼女の魔法によって、家族が再び希望を取り戻し、更なる困難に立ち向かって行く様子を描く。
【予告編】
軍曹から魔法使いへジョブチェンジ!
前作で主役のメリー・ポピンズを演じたのは、「サウンド・オブ・ミュージック」でも主役を務めた「ジュリー・アンドリュース」。4オクターブの声域を持ち、グラミー賞も3度受賞たミュージカルの大女優。今作でもカメオ出演を打診されたらしいのですが、新しい世代の映画ということで断った話があるそうです。
今作ではプラダを着た悪魔でハリウッドデビューした「エミリー・ブラント」。2014年には「オール・ユー・ニード・イズ・キル」でヒロインの軍曹役を演じています。実は宮崎駿監督作「風立ちぬ」の英語吹き替え版で、里見菜穂子の声を担当しています。
メリーはツンデレ!
前作は1910年の設定で、その20年後のお話なので1930年ごろのロンドンが舞台です。
大恐慌を迎え暗く厳しい時代のロンドン。バンクス家の長男でありかつて少年だったマイケル・バンクス(ベン・ウィショー)は、今では自らの家族を持つ親となっていた。
かつて父や祖父が働いていたフィデリティ銀行で臨時の仕事に就き、3人の子どもたち、アナベル(ピクシー・デイヴィーズ)、ジョン(ナサナエル・サレー)、ジョージー(ジョエル・ドーソン)と共に、桜通り17番地に暮らしていたが、ロンドンは大暴落の只中で金銭的な余裕はなく、更にマイケルは妻を亡くしたばかりだった。
子どもたちは「自分たちがしっかりしなくては」と躍起になるが上手くいかず、家の中は常に荒れ放題。さらに追い打ちをかけるように、融資の返済期限切れで家を失う大ピンチ!
そんなとき、魔法使いメリー・ポピンズ(エミリー・ブラント)が風に乗って彼らのもとに舞い降りた。20年前と同様にバンクス家の子どもたちの世話をしに来たと言う彼女は、一風変わった方法でバンクス家の子どもたちの “しつけ”を開始。バスタブの底を抜けて海底探検をしたり、絵画の世界に飛び込み、華麗なるミュージカル・ショーを繰り広げる。そんな彼女に子供達は少しずつ心を開き始めるが、実は彼女の本当の魔法は、まだまだ始まったばかりだった…。
本当は子どもたちを愛しているけどメリー・ポピンズは別れなければいけないのはわかっています…
別れのときに(子どもたちも)悲しくならないよう、クールに振る舞うこともしばしば。
今回も楽しいだけじゃない彼女の心の葛藤も気にして見てみてください。
(written by Makoto)
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