食にまつわる55の不都合な真実

『読書の冬』第7弾。今回は日本人の食生活について知らなかったことを学ぶことができる書籍をご紹介します。
『食にまつわる55の不都合な真実 金丸弘美 著』。
普段、口にしているものがどこでどのように作られているか気にしたことはありますか?
今回紹介する本は、私たちが当たり前のように食べている食べ物の裏に、危険が隠れていることを教えてくれる1冊となっています。
コンビニやスーパー等で済ませてしまうこともたくさんあるのではないでしょうか。

書籍の内容はこちら…
日本人の30代、40代男性は31%が肥満 小学生の約6割がアレルギー体質!? 東京都の食料自給率は1%! もし食料輸入が止まったら、卵や肉は10日に1食! " "食料が身近にたくさんあるのに、食べているのは海外のもの。 しかも、どこでだれが作ったものかわからない。食べても安心かどうかわからない。 ほとんどの食料を輸入に頼っているのは先進国で日本だけだ。 農業従事者は高齢化が進み、農産物生産の将来が危ぶまれている。 これで海外からの食料輸入が止まったら、食べ物は簡単に手に入らなくなるだろう。 これらの問題を多くの人たちに知ってもらいたいと思って生まれたのが本書だ。 それはまぎれもなく私たち自身の健康と未来の話だから。

上記のような内容ですが、筆者がこちらの書籍を読んでいて驚いたことは、日本にあるほとんどの食糧は輸入に頼っており、先進国では日本だけなのだとか。たとえば、大豆の自給率は7%。おもな輸入先はアメリカ。自分が“和食を食べている”と思っていても、それはほとんどの食材が日本ではない国で作られているかもしれないということ。
こちらの書籍を読み終えた後は、食生活を改善したい、今すぐ帰って家にある食べ物をチェックしたいと思ってしまうほどです。

今自分が食べている日本にある食べ物と向き合うことができる書籍でした。ぜひ皆さんもチェックしてみてください!

著者情報

金丸 弘美
食総合プロデューサー、食環境ジャーナリスト。「食からの地域再生」「食育と味覚ワークショップ」「地域デザイン」をテーマに全国の地域活動のコーディネート、アドバイス事業、執筆活動などを行なう。また各行政機関と連携した食からの地域創り、特産品のプロモーション、食育事業のアドバイザーとして活動。総務省地域力創造アドバイザー、内閣官房地域活性化応援隊地域活性化伝道師、小笠原諸島振興開発審議会委員(国土交通省)、学校給食等地場食材利用拡大委員会委員(農林水産省)、特定非営利活動法人発酵文化推進機構特任研究員、新潟経営大学特命教授、明治大学農学部食料環境政策学科兼任講師、フェリス女学院大学国際交流学部非常勤講師、ライターズネットワーク相談役、日本ペンクラブ会員(この書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)