京都は「冬」こそおすすめ。人気の寺社などは最も混雑が少なく、ゆっくり参拝ができる季節です。もちろん、冬ならではの景色も素晴らしいものがあります。

その京都で最も大きな大仏、座っている状態で像長約7.5mもある「御室大仏」でよく知られる【転法輪寺】は、JRグループや京都市・京都市観光協会などと共同で実施する京都デスティネーションキャンペーン「京の冬の旅」で今回、初めて公開されることとなった必見スポットです。
 
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転法輪寺では、7つのお参り“七参り(しちまいり)”が体験できます。「本尊阿弥陀大佛」「大木魚」「釈迦大涅槃図」「裸形阿弥陀如来立像」「関通上人」「山下現有大僧正」「鐘楼門」門の7つを指します。

まずは、大きな本尊を前に「南無阿弥陀仏」と唱えて、自らの思いを祈願。本尊裏堂には珍しい裸で童子の姿をした阿弥陀如来立像が安置されています。天智天皇の誕生にまつわる説話を持ち、安産のご利益があると言われています。

本尊手前にある巨大木魚は1本の木で作られており、大仏とともに雄大な心を感じることができるはず。その他にもさまざまな木魚を、本堂内で見ることができます。
 
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本堂にかけられた縦5m30cm、横3m90cmある大きな釈迦大涅槃図(作者不詳)も見どころ。宝暦14年(1764)に描かれ、平成28年(2016)に修復されました。仏弟子や神々、動物などさまざま描かれています。また、関通上人は転法輪寺を開山した人物で、客殿では寺にまつわるさまざまな品物を見ることができます。
 
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そして、103歳まで生きた現有大僧正に、長寿祈願。南門にあたる鐘楼門は、まるで竜宮城のような門をしており、2階に重さ約4トンの大梵鐘は、真下から見るとその大きさがよくわかります。
 
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七参りのあとは、お休み所での休憩をぜひ。釈迦誕生時の甘露の雨になぞったという甘茶と転法輪寺名物のおせんべいを提供しています(100円)。甘茶はおせんべいと絶妙に合う美味しさで、外が肌寒い冬だけに身も心も温まります。
 
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【基本情報】
転法輪寺(通称、関通さん)
https://www.kyokanko.or.jp/huyu2018/huyutabi18_01.html#11
住所:京都市右京区竜安寺山田町2
※1月27日は11時から公開、2月24日は13時から公開

■ 春はあけぼの 京都の世界遺産いちばん乗りツアー
http://souda-kyoto.jp/travelplan/akebono_sp/index.html
■ 京都デスティネーションキャンペーン「京の冬の旅」(2019年1月1日〜3月24日)
https://www.kyokanko.or.jp/huyu2018/

(Written by A. Shikama)