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『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』は、高橋留美子原作の漫画『うる星やつら』の長編アニメーション映画の第2作目にあたる。
 
いまや日本を代表する映画監督ともいえる押井守氏の原点を生み出した出世作であり、のちの日本のアニメーション業界全体にも多大な影響を与えた。
「ループもの」のアニメの先駆けとなったパイオニア的な作品でもある。
 
1984年2月11日に東宝系で公開され、今年の2月で完成35周年を迎えた。
 
まだ観ていない方の為にネタバレ的要素を含むコメントは避けておくが おおまかな粗筋としてはラムやあたるの通う友引高校で学園祭の前日が永遠に繰り返される超常現象が発生。仲間を引き連れて町からの脱出を試みるも失敗し次の日に目を覚ますとそこには荒廃した友引町が広がっていた・・という感じで現実と虚構の世界の狭間に揉まれる少年少女の葛藤が描かれてる。
 
『るーみっくワールド』ファンの筆者(平成8年生まれ)は小学生の頃にこの映画と出会い、幾度となく物語が織りなす幻想的な世界観に心酔されてきた。
今まで鑑賞してきた回数は少なすとも7回は下らないと思う。
 
今日はそんな作品の見所ポイントをいくつかご紹介します!


『うる星〜』とは思えないほど 不気味でオカルト的なシーンの連続

この作品を振り返ってみると非常に物語の進展とはあまり関係のないような意味不明なシーンが随所に散りばめられている。音楽も雰囲気も登場人物の言動も通常アニメとは異なる点が多く、当時 劇場で鑑賞した子供たちはさぞビックリしたのではないだろうか。
 
つまり、この作品の意図や解釈はもはや観る者の観察力や感性に委ねられているともいえる。


評判とは裏腹に高橋留美子氏を少し怒らせた問題作としても有名

上述の通り、原作やアニメの概念を半ばブチ壊しに来ている『ビューティフル・ドリーマー』は監督及び脚本を努めた押井守氏の独創的な構想によって完成を迎えてしまったので高橋留美子氏が抱いている価値観とはまるで正反対のものが出来上がってきてしまったのだ。
 
当初は脚本を高橋留美子氏にも依頼していたのだが、結局そのストーリー案は採用されず押井が絵コンテと脚本を担当したという経緯もある。
 
なので高橋留美子氏はこの作品については基本的に否定的な見解も示しており、押井守氏との確執も生じたのだという。
本人もDVDのオーディオコメンタリーにて『この作品は原作者の「逆鱗」に触れた』と語っている。

※押井守氏はこの映画の公開後に『うる星〜』の担当から外れている。


実は『めぞん一刻』で音無響子役の島本須美さんも出演している。

とはいっても実質的な出演時間は1分にも満たず、EDのクレジットにも彼女の名前は表記されていない。
ちなみにこの映画とほぼ同時期に公開された『風の谷のナウシカ』でナウシカ役を務めているのも島本さんだ。
 
 
今回はそんなアニメ映画随一の傑作とも呼び声が高いが問題点も意外と多かった『ビューティフル ドリーマー』の見所を個人的主観でプレゼンしてみました。
 
まだ観たことのない若い世代の方々は勿論、うる星世代の大人の方も童心に帰ったつもりでこの節目となる年にまた観てほしいっちゃ!

【出典】
『AV watch』:2014年10月14日
『朝日新聞デジタル 押井守が語る仕事-3』
映画情報サイト『hmhm(ふむふむ)』:2017年12月16日


 
(Written by 佐藤)

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