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今年の冬も猛威を振るい、国民の心身をむしばみ続けている「インフルエンザ」。
各地で大流行してるのだが中でも東京都のインフルエンザの1週間当たりの患者報告数が、感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で過去最多の数字を記録してしまうなど今年の勢いは例年にも増して強烈だ。
自分は感染するものかと言わんばかりに様々な予防やケアを実践し、迫りくる菌と格闘を繰り広げる人もあるだろうが実は今まで信じ切っていた知識や予防法に意外な落とし穴があったりするもの。
又、インフルにかかってしまった際のケアでもNGな治療法やケアを施してしまっている人も同様に多いのではないか。

今回はそんな間違いだらけの予防法や治療法をいくつか紹介していきます。


栄養をつける為、たとえ食欲が無い時でも食事は摂る ←✖

感染症をはじめ、病気にかかったときには食欲不振に陥るが、これは体の防御機構の表現でもあるのだ。
だが、こういう時 家族や医師たちは大抵「体力をつけるために無理してでも食べるように」と、食を強要することがほとんどだ。
だが、種々の病気で食欲のないときに「体力をつけるために」という理由で無理に食べるとかえって病気を悪化させたり、死期を早めたりすることがある。

米国臨床栄養学会誌でもネズミを用いた医学的な実験でこのような結果が出たことを公表しているのでこの見解はほぼ立証済みだろう。

予防接種は冬のシーズンに突入したら打つ ←✖

予防接種はインフルが流行ってからでは手遅れな場合もあり、予防接種の効果は接種後約6ヵ月と言われている。
もっとも流行するのが12月〜2月だが、重症度の高いA型、特にH1N1の流行は2009年にも夏から流行しており、近年インフルエンザの流行が早くなっている事も考慮し10月中には1回目を打つのが理想的なのだ。

予防効果のある卵でも食べていいのは一日1つだけ ←✖

卵にはカラザといって インフルエンザウイルスの増殖を抑える効果があるシアル酸という成分があり予防には最適な食べ物なのだが「コレステロールが多いから卵は1日1個まで」と大人に教わって以降、今でもそれを守っている人も多いだろう。
だが厚生労働省の基準が2015年から「食事のコレステロールは制限しなくてもいい」という方針を出した。つまり、コレステロールが高いから1日1個までと言われていた卵も、近年の研究結果によって食事から吸収されるコレステロールが2割程度ということが判明したので、1日に2〜3個は食べても大丈夫になった。だが当然 食べすぎには注意が必要だ。

【出典】
『教えてもらう前と後』:2018年12月11日 放送


インフルは基本的に咳で感染する ←✖

インフルエンザ・ウイルスの感染ルートには、くしゃみや咳による飛沫感染と鼻水や唾液による接触感染がある。くしゃみの実験をすると、飛沫は約3メートルも飛ぶ。しかしこれよりも厄介なのが実は鼻水なのだ。
情報番組で行われた特殊な照明を当てると光って見える液体を鼻水に見立てて、感染の仕方を検証した実験ではリビングでテレビを見ている男女がおり、インフルエンザにかかっている男性がティッシュペーパーの箱からティッシュを取り出し、鼻をかんでゴミ箱に捨てる。すると、ティッシュはもちろんだが、ゴミ箱にも鼻の下にも手にも鼻水がつく。その手でテレビのリモコンを操作すると、リモコンにもつく。今度はそのリモコンを女性が手にとってチャンネルを回し、さらにテーブルに置いてあった煎餅を食べた。彼女の手にはリモコンを介して男性の鼻水が付いた。
次に男性は台所の冷蔵庫に行って、おやつのケーキを取り出し皿に乗せて運んできた。当然、ケーキやその皿にも鼻水がついている。女性のおでこにも鼻水。結局、この男性の鼻水は、リビングのテーブル、ティッシュの箱、リモコン、ソファ、冷蔵庫の扉と、いたるところに付着したのだ。

【出典】
TBS系列『朝ズバ!』:2013年1月15日


インフル予防のため、家に帰ったら必ず水うがい ←✖

ここ数年で『インフルエンザウィルスに効果的ではない』とされている。インフルエンザウィルスは早期に気道内に侵入するため、20〜30分おきにうがいできる環境でない限り、意味をなさないというのが理由。
通常の風邪に対しては『ヨード液うがい、水うがい、何もしない』でそれぞれ予防効果を比較したところ、水うがいがもっとも効果的だったとの研究データが公表されている。水うがいはインフルエンザ予防には効果がないが、風邪予防には効果的なので、したほうがいい。
お茶に含まれるカテキンの殺菌作用がインフルエンザウィルスに有効との研究結果が出ているため、お茶でのうがいは効果があるという。



(written by 佐藤)


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