千葉県・K公園

とあることがきっかけで池に設置されている排水溝の魅力に取り憑かれてしまった私が、排水溝の魅力について少し語らせて頂きます。

仕事が休みの日、私はよく近所の池を見に行きます。池のどこかに設置されている排水溝を見つけるのが一番の目的です。排水溝歴2年の私ですが、池にどんな生き物がいるのか調べるのはもちろんのこと、それ以上にこの池のどこに排水溝が設置されているのか?池の排水が集約される場所を求めて池の周りを探索している時間がとても楽しいのです。

千葉県・J池

基本的に池の周囲に設置されていることが多いのですが、繁みの中に隠れるように設置されているパターンもあり、苦労した先で排水溝と出会えた瞬間はものすごく達成感があります。

千葉県・K公園

池から溢れ出る水が一箇所に溜まる場所ということもあり、独特の香りがするのが特徴です。溝のギリギリの場所を水がチョロチョロと流れ落ち、顔を近づけてみると目・耳・鼻の3つで排水溝を感じることが出来ます。池によってはゴミが溜まっていることもあり、同じ排水溝は世界に2つとありません。池の環境によって排水溝の楽しみ方が異なるのです。

東京都・S公園

排水溝にもいくつかタイプがあり、チョロチョロと流れ落ちるタイプの他にも、格子状の柵の中に流れ込む箱のようなタイプも有り、こちらは先の見えないブラックボックスにますますロマンが広がってしまいます。

そもそも排水溝とは何のために存在するのか?
大雨が降った時、当然のように池に雨が入りどんどん水嵩が増して行きます。この時にもし池に排水溝がなければ、池の水が溢れ出してしまいます。
その溢れ出す水を池から外部に出す役割を担っているのが排水溝です。一般的にこの溢れ出す水のことを業界では「オーバーフロー」と呼び、急に必殺技のようなネーミングで親しまれています。※自然浸透の溜め池もあります
基本的にどのような池にも排水溝が設置されており、暴走した水の流れを受け止め、池の氾濫を防ぐ守護神的な役割を担っているのが排水溝です。
そもそも池に入って来る水はどこから来るのか?その部分はまた次回以降にご紹介できればと思います。

新潟県・B池

皆さんが通勤・通学の際に、普段何気なく通り過ぎている池にも、ほぼ確実に排水溝は存在しているはず。何かがきっかけとなり池に少しでも興味が湧いた時は、身近な池を探索して排水溝を探してみてではいかがでしょう?
ここから出て行く池の水は、果たして数時間後どの辺りを通っていくのだろう?池の排水溝にそんなロマンが詰まっていると思います。


(Written by 排水溝マン)