キャプチャ

公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(以下、WWFジャパン)は、森林保全を目的とした「アースバーガープロジェクト」を2月20日より始動した。これに伴い同日、都内にて記者発表会が開催された。

WWFは1961年にスイスで設立され、現在100カ国以上で活動している世界最大の地球環境保全NGO団体。「世界の生物多様性を守る」「環境汚染と浪費的な消費を削減する」「再生可能な資源の持続的な利用を促進する」という3つの柱を軸に、環境保全に取り組んでいる。

キャプチャ

世界中で老若男女に親しまれるハンバーガー。日本では1日450万食以上が生産。包装紙をサッカーコートに換算すると、なんと9,000個分が消費されているという。
またバンズに使われるパーム油を作るためのアブラヤシ栽培では、農園開発や森林伐採が加速。年間で660万ヘクタールの自然林が減少し続けているとのことだ。特にオーストラリアやブラジルなどでは、牧場開拓のための大規模な森林伐採が顕著となっている。

キャプチャ

そこでWWFジャパンはハンバーガーを通して、多くの人に地球環境を身近な問題として考えてもらおうと「アースバーガープロジェクト」を始動。
これは地球環境に配慮したハンバーガー「アースバーガー」を協力店で提供するというもの。森を壊さないパーム油やバター、牧場開拓において森林破壊をしていない地域の牛肉などを使用する。さらにアースバーガー1個の売上げにつき、100円が森林保護活動に寄付されるという仕組みだ。

キャプチャ

さらに包装紙やピックにも森にやさしい素材(FSC)を使用する。

キャプチャ
 
現在アースバーガー提供店は全国23店舗。記者発表会には「It Balls -shibuya bar-」「GOOD MUNCHIES」「Cafe& Dining hanami」の代表者が出席した。それぞれのアースバーガーのこだわりやプロジェクトへの想いが伝えられた。

キャプチャ

試食会も実施された。こちらは表参道にある「Cafe& Dining hanami」のアースバーガー。提供価格は1,700円(税抜)。

キャプチャ

国産の牛肉を使ったパティは赤身がメイン。ボリューミーながらあっさりした味わい。トマトやオニオン、ベーコンと調和し食べ応え抜群だ。


ハンバーガーを食べるだけで森林保護活動をサポートできるこのプロジェクトは3月31日まで。ぜひこの貴重な機会にアースバーガーを味わって、地球環境を改めて意識してみてはいかがだろうか?