「変態端末オフ」というイベントを知っているだろうか。端末が変態なのか所有者が変態なのかはさておき、携帯電話やスマートフォン、その他通信機器などの愛好家が集うイベントである。

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毎年秋〜初冬に行われる「八王子変態端末オフ」は、東京都八王子市のエイビットスクエア(エイビット本社)で開催される。同イベントでは、毎回、モバイル界隈の“濃い人”数名が登壇するほか、参加者同士で自慢の“コレクション”の見せ合いなどが行われる。

今回は、2018年11月17日に開催された『八王子変態端末オフ6』の様子を紹介する。

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まず初めに主催の河童丸氏が登壇。開催の挨拶を行ない、自身が赤い端末を集めるようになった経緯を語った。続いて、会場を提供している、エイビット代表取締役社長の檜山竹生氏が挨拶を行なった。

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エイビットは「イエデンワ」や「ストラップフォン」「Heart」などの個性的なPHSで知られる通信機器メーカー。この日も同社製端末を持ち込む参加者が多かった。

なお、会場では、着席後に持参した端末を机の上に並べている参加者も多い。八王子変態端末オフでは毎回恒例の光景である。

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続いての登壇者は、主にMVNO事業を行なっているエックスモバイル社長の木野将徳氏。同氏はエックスモバイルの事業展開などについて語った。

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木野氏の1年間の出張回数は約700回、出張費用は約5,000万円とのこと。会場からは驚きの声が上がった。

そして、スティーブ・ジョブズのiPhoneプレゼンのオマージュから始まった新商品発表にて……

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プリペイドSIMと名刺がひとつになった「シム名刺」(名刺型プリペイドSIM)を発表した。

続く登壇者はデジコーデの平野健一氏。テーマは「デジコーデ旗揚げ」。

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デジコーデは、クラウドファンディングで誕生したガジェットなど、ちょっと変わったガジェットのシェアリング(レンタル)サービス。平野氏の「好きなガジェットを広めたい」という思いから生まれたという。

最後の登壇者は、“山根博士”こと携帯電話研究家の山根康宏氏。「2018年世界のスマホ」について発表を行なった。

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同氏は、「変態数×変態度×変態愛」で、変態レベルを図式化した「SHI(Smartphone Hentai Index)」を作成。最もSHIが高かったのはNubiaだった。

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また、同氏の考える2019年の変態キーワードは、以下の通りである。

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終了後は、携帯電話や海外メーカーのノベルディなど豪華賞品がもらえる抽選会が行なわれ、オフ会は幕を閉じた。

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後編では、今回出会った個性的な端末やガジェットを紹介する。