2人に1人の親が、自分の子どもの発想力を心配する声
Hondaが5歳〜8歳の子どもを持つ両親に行なった調査によると、54.4%が「子どもの発想力が現状伸びていない」と回答。その結果から、子どもの発想力を育む効果があるものの1つとして考えられている絵本に着目し、今回の「おわりのないえほん」の制作に至ったという。
子どもの発想力は無限大!後半部分が「白紙」の絵本の意味
絵本の途中から絵が消えて白紙になっていく「おわりのないえほん」は、子どもたちが自由な発想で物語の続きを描けるようにしてもらいたいという想いから制作されています。前半部分は、Hondaが毎年小学生を対象に開催している、未来に“あったらいいな”というアイディアを作品にする「子どもアイディアコンテスト」の最優秀賞に選ばれた2作品が元になっていて、2018年に選ばれた小学1年生の女の子と、小学4年生の男の子のアイディアから物語が作られています。
小学4年生の男の子の作品では、怖い雷が落ちないようにするために作られたライチョウのロボットが、空高く飛んで集めた雷のエネルギーを溜めることで、家の灯りや電気自動車、電気が無いところでも使えるように、ライチョウのロボットがエネルギーを還元する物語が前半部分に。この先、他にどんなアイディアがあれば世界中の困っている人や動物を助けることができるのか考えていく仕掛けになっています。
一般社団法人教育デザインラボ代表理事である石田 勝紀氏によると「絵本は、自分のペースでゆっくりと読むことができるため、感じる・考えるゆとりが生まれます。また、既存の思考の枠を超えた表現や、体験できない世界をイメージで知ることができるので、新たな世界観や思考の枠を発想する力がつきやすい」と言っています。
絵本は、3月27日より港区や渋谷区の児童センターなどで無料で配布(数量限定)されています。受け取れなかった人や遠方の人には、特設サイトでも全編が公開されているので、ご心配なく。サイトではコンセプトムービーも公開されているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
◇特設サイト:https://www.honda.co.jp/ehon
◇コンセプトムービー
【ひまわりのおうち編(小学1年生の女の子作)】
【でんきをためるライチョウ編(小学4年生の男の子作)】